3つの介護保険給付とサービス
介護保険給付には、介護給付、予防給付、市町村特別給付があります。
基本は、9割が現物給付という形になっていますが高額介護サービス費、福祉用具購入、住宅改修等については償還払いという形になっています。
現物給付は、利用者が1割分の費用を払うことでサービスが利用できるしくみになっています。
介護給付は要介護者を対象としたサービスで、予防給付は要支援者対象のサービスになっています。
市町村特別給付は、市町村条例で定めるものになっています。
市町村特別給付には、移送サービスや給食配達サービス、寝具乾燥サービスなどがあり、要介護者及び要支援者に対してサービスが提供されます。
介護給付におけるサービス
介護給付は、要介護者に対するサービスですが、都道府県が指定・監督を行う居宅サービスと施設サービス、居宅介護支援、市町村が指定・監督を行う地域密着型サービス、それ以外に市町村が実施する介護保険外のサービスとして地域支援事業があります。
予防給付におけるサービス
予防給付は、要支援者に対するサービスですが、都道府県が指定・監督を行う居宅サービスと施設サービス、市町村が指定・監督を行う地域密着型サービス、それ以外に市町村が実施する介護保険外のサービスとして地域支援事業があります。
介護給付の施設サービス
介護給付の施設サービスには、介護保険3施設といわれるとおり、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)、介護老人保健施設、介護療養型医療施設の3つがあります。
このうち特別養護老人ホームは医師はいるものの常勤ではなく非常勤でも可とされていて通常医療行為は行いません。人員基準としては、100人あたりで、医療スタッフである医師は1人、看護職員は3人と少なくなっていますが、一方介護職員は31人と多くなっていて、ケアマネジャーも1人います。
特別養護老人ホームに入所する対象者は、生活介護が中心の人たちで、身体上または精神上著しい障害をもっているため介護を必要としている人たちで、居宅においてサービスを受けることが困難な要介護者になります。
これに対し、介護老人保健施設と介護料療養型医療施設は、原則として医師が管理者となっていて医療行為も行います。
介護老人保健施設は、どちらかというと病状が安定期にある介護やリハビリが中心の人のための施設になっていて、介護療養型医療施設は、病状が安定している長期療養患者で、カテーテルを装着しているといったように常に医学的管理が必要とされる要介護者を対象としていて、医療に重きが置かれた施設になっています。
新年のあいさつ : 2018年
あけまして
おめでとう
ございます。
昨年はいろいろとお世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
学習で簡単で伸びるゾーンとは
勉強時間は限られていて、その限られて時間でいかに効果をだして勉強していくかを考えることは重要なことです。
向上していく際の4つのゾーンとは
人間がいろいろな面で向上していくのに、4つのゾーンがあります。
勉強・学習していく上での強度の順に並べていくと
難しくて伸びないゾーン
難しいけど伸びるゾーン
簡単にできて伸びるゾーン
簡単にできるけど伸びないゾーン
となります。
難しくて伸びないゾーン
これは、ひとことで言ってしまえば、自分にとって難しすぎることをいくら勉強しても、そもそも自分の実力のるもはるかに上の難易度のことをやっているので理解することすら難しく、そんな難易度のものをいくら勉強しても、なかなか実力があがってこないというものです。極端なことを言うと、小学生が高校生の勉強をするようなものです。
難しいけど伸びるゾーン
なんとか自分の実力で、努力して努力してどうにかなる部分です。確かに努力しただけあって伸びる程度の難易度のものです。実力が伸びることは伸びるのですが、努力に努力を重ねなければいけません。一生懸命努力を続けなければならず、しまいには覚えることがつらくなってしまったり、勉強することが嫌になったりしてしまいます。途中で投げ出してしまうなんてことにもなりかねません。
簡単にできて伸びるゾーン
比較的あまり努力しなくても、実力がどんどんと伸びていくゾーンです。受験勉強や資格試験の効率ということを考えれば、このゾーンを勉強することが最も効率的な勉強法と言えるでしょう。
簡単にできるけど伸びないゾーン
これは、ほとんど努力しないでできるゾーンですが、いくら勉強してもあまり実力は伸びない難易度のものになります。例えば、高校生がいくら単純な足し算やかけ算の計算勉強をしたからといって、1+1=2であり、2×3=6でしかなく、確かに簡単ではありますが、こんな計算問題を何問も解いたところで実力が伸びるわけもありません。
簡単にできて伸びるゾーンはどうやって見つけるのか
例えば、英単語を覚えようとするとき、1日何個覚えようかと考えるときに、この4つのゾーンの考え方は応用できます。
個人差もありますが、例えばあなたがこれから毎日英単語を覚えていくぞと思ったとき、1日に覚える数を100個ずつ覚えていこうと考えたとき、いやーこれはムリだは、1日にこんなたくさん覚えられるはずもない、なんか違うんだよなと思ったら、それは難しくて伸びないゾーンです。
逆に1日に10個ずつ覚えようとして場合、たしかにこれならできそうだけど、なんかモノ足らないんだよなと感じた場合は、簡単にできるけど伸びないゾーンということになります。
50個なら、なんとか努力すればできそうだし、でも毎日続けるとなるととてもしんどいなと思うのであれば、それは難しいけど伸びるゾーンです。
30個なら、なんかちょうどいい感じだなたと感じることができたとすれば、そこがその人の簡単にできて伸びるゾーンということになります。
つまり、英単語を1日30個ずつ覚えていけば、途中挫折せず、しかも効率良く多くの英単語を覚えていくことができるということになります。
米国向けのミサイルで日本は騒ぎすぎなのでは?
北朝鮮が、平壌郊外から東に向けて火星12型ミサイルを発射し、北海道の襟裳岬東方約1180kmの太平洋上に落下しました。
トンチンカンに騒ぎ立てる情けない日本
火星12型に対し、日本はJアラートがミサイルが通過したコースとはおおよそ関係ない甲信越地方や北関東でも鳴り、新幹線まで一時停車しました。
日本は、北朝鮮のミサイルの発射兆候を発射前からチェックしていて、発射直後には、ミサイルが着弾する位置まで推測できていたといいます。
本当なのでしょうか?
それならば、なぜJアラートを鳴らす必要があったのでしょうか?
日本に落下することがなく、迎撃の必要性もないならば、Jアラートなんか鳴らすことないでしょう。
こんなことをすれば、国民の不安を煽るだけの超過敏反応だと言われても仕方ないのではないでしょうか?
報道で上空と言っていますが、高度500kmとか、領空じゃなくてもうすでに宇宙空間だし。。。日本の国家主権が及ぶ範囲より上の宇宙空間での話を、騒ぎすぎのような気もします。
下手すれば、不要に騒ぐ日本のヤツども!などと北朝鮮の格好の標的になる口実を与えることになりかねません。
Jアラートの作動テストや訓練だったとしても
確かに通常の飛行であれば、切り離された1段目のブースター部分は、すぐに日本を飛び越えず日本海で落ちるはずでありますが、不測の事態が起こり、ミサイルが途中で落下してくる可能性もゼロではないだろうとしても、函館、青森、苫小牧、帯広あたりでJアラートが鳴って念のために警戒というのであればいざ知らず、飛行コースからはるか離れた栃木県・茨城県・山梨県・長野県などでもJアラートが鳴ったというのは、人騒がせな話だと思います。
もしこれが本当であれば、日本に落下しないということはミサイル発射直後にわかっていたわけだし、Jアラートで騒ぎ立て、国民の不安をあおるようなことはやめるべきでしょう。
百歩譲って、これが訓練の意図があり、わざとJアラートを鳴らしたとしても、その後の報道などで、いたずらに国民の不安を煽るべきではない。
正直に、今回は訓練・練習でしたと言うべきではないだろうか。
何もしてくれない米国のために、なぜ日本が必要以上に騒ぐのか
敵は弱いうちに叩け! これは勝負事の大原則、鉄則です。
馬鹿オバマが8年も放置し、北朝鮮に核やミサイルを開発させてしまったのは、アメリカの自業自得です。
もっと、ノドンやテポドンが開発される前に叩いておくべきだったでしょう。
それを怠った馬鹿アメリカのために、韓国や日本が、つらい立場に追い込まれているのであって、自分のところには火の粉は飛んでこないからとのんきにかまえて、同盟国の危機に知らんぷりをしてきたのは、アメリカそのものじゃないでしょうか。
日本を狙うなら、スカッド・ノドン・テポドン・潜水艦発射ミサイル
火星12型が、日本を飛び越えて太平洋に落下しましたが、これで騒ぐのは筋違いでしょう。
自分には火の粉がふりかからないと日本や韓国のピンチにも放置を決め込んだ自分勝手なアメリカのために騒いであげてるとしか思えません。
日本は、スカッド・ノドン・テポドンに対して騒ぐべきであり、火星12型で騒ぐべきではないでしょう。
もし、北朝鮮が日本を狙うなら、何百発と既に配備されているスカッド・ノドン・テポドンなどであり、こうしたミサイルには、もうすでに核搭載が可能だと言われています。
アメリカにプレゼントされたミサイルで、わざわざアメリカのために騒ぎ立ててやることなどないのです。アメリカに関しては自業自得なのですから。
日本が反応すべきミサイルは、スカッドであり、ノドンであり、テポドンであり、潜水艦から発射される短距離ミサイルなのです。
火星12型なんて、ブースターが日本に落下してこない限り、放置でいいのです。
日本上空というけど、宇宙空間を飛んだだけ
テレビでは、ミサイルが飛んだコースを書いて、日本上空を飛んだなどと言っていますが、襟裳岬を中心とした北海道周辺をミサイルが飛行していたときの高度は、500kmと言われています。
どんなに低く見積もっても、200km以上はあったはずです。
飛行機が飛んでいるのは大体、上空1万mつまり10kmのところですから、そのさらにずっと上ということになります。
ちなみに、NASAの定義では、地上100kmを超えると「宇宙空間」になっています。
さらに言うと、「領空」と「宇宙空間」の境界は、高度100km程度とされていますが、明確なラインはひかれていません。(航空軍事用語事典)
つまり、コース的には日本の上を飛んでいったとしても、高度200kmだの500kmだのであれば、日本の領空ではなく、宇宙空間なので、日本の国家主権が及ぶ範囲ではないと言えます。
もちろん、予告もなしにミサイルを発射すること自体、大問題でありますが、アメリカを狙っているミサイルについて、騒ぎ立てるのも、あまりよろしくないのではと思ってしまいます。
熱中症の予防には、最高気温じゃなくて暑さ指数(WBGT)
東京では梅雨もあけ、いよいよ夏の暑さ本番といったところです。
梅雨あけ前から、東京で真夏日が続き、昼はもう外に出るのも嫌というような日が続いています。
夏日・真夏日・猛暑日・酷暑日・熱帯夜
夏の暑さを表現するのに、「今日は真夏日だ」とか、「熱帯夜で眠れなかったよ」などという言葉が会話の中でも、天気予報の中でも使われたりしています。
意外と混同してしまうこれらの言葉ですが、まとめると次のようになります。
(ご存じでそんなの常識だよという人もいるかもしれませんが・・・)
夏日・・・・・・・1日の最高気温が摂氏25℃以上の日
真夏日・・・・・・1日の最高気温が摂氏30℃以上の日
猛暑日・・・・・・1日の最高気温が摂氏35℃以上の日
酷暑日・・・・・・猛暑日と同じ
熱帯夜・・・・・・夜間の最低気温が摂氏25℃以上の日
熱中症を考えた場合の、もう一つの暑さの指標
よく、アメリカの西海岸などは、気温は高くても、カラっと乾燥しているから過ごしやすいというようなことを聞いたことがないでしょうか?
実際に、人間が不快に感じたり、熱中症になりやすいのは、確かに気温との関係もありますが、それよりも暑さ指数と呼ばれる指標と深い相関関係があります。
暑さ指標って何?
暑さ指標(WBGT: Wet Bulb Globe Temperature)は、アメリカで1954年に提案されたものです。
その目的は熱中症の予防で、人体と外気との熱のやりとりに着目した指標になっています。
そのため、人の体が熱を吸収したり放出したりする、熱収支に関係が深い、気温の他に、湿度、日射・輻射といった周辺の熱環境も考慮に入れた指標になっています。
そして、暑さ指数(WBGT)に影響を及ぼしている影響度は、気温が1に対して、湿度が7、輻射熱が2となっていて、熱中症は気温はもちろんですが、湿度によるところが大きいと言えます。
だから、当然同じ最高気温の日でも、熱中症のリスクが違ってくるのです。
そして、暑さ指数(WBGT)が28℃を超えると、急に熱中症のリスクが高くなってきます。
暑さ指数(WBGT)はどうやったらわかるの?
最高気温であれば、テレビで天気予報を見たり、ネットで天気予報を調べれば、各地の最高気温の予想が出されています。
それでは、暑さ指数(WBGT)はどこを見れば調べられるのかというと、環境省のデータをもとに、熱中症予防声かけプロジェクトのホームページで、リアルタイムで各地の現在の状況が掲載されています。
コチラから↓↓↓
熱中症予防のため、暑さ指数(WBGT)と合わせて、そのリスクが色分けされています。
合わせて、日常生活に関する指針、運動に関する指針も載っていて、どのようなことに注意したらよいのかが、わかりやすくなっています。
健康ポータル・美容ポータルのサイトの紹介と使い方
健康ポータル・美容ポータルのサイトのコンテンツについて、説明します。
このサイトは、健康ポータル・美容ポータルサイトとして、健康・美容などに関連した情報を提供したり、調べものをしたりするのに便利なコンテンツを集めています。
検索コーナーについて
まずは、検索コーナーですが、ここでは、いろいろなものが検索できるようになっています。
例えば、漢方薬検索を選択してクリックすると、検索システムにリンクしたボタンが現れます。
漢方処方について調べたいので、漢方処方検索システムをクリックしてみると、検索画面が現れます。
例えば、漢方処方めいのところに、『葛根湯』と入力して検索ボタンを押してみると、処方名に「葛根湯」の文字が入った処方が検索されてきます。
そして構成生薬や効能・効果などが表示されます。
さらに、検索結果の項目にある「Googleで詳細」をクリックすると、選択した処方をGoogleで検索した結果が見られるようになっています。
リンク集コーナーについて
リンク集コーナーについては、健康や美容に関連したサイト、書籍、アプリなどを調べるのに適しています。
例えば、「健康ポータルサイトのご紹介」をクリックすると、オススメの健康ポータルサイトの特徴を含めた情報とリンクボタンが表示されます。
よく閲覧されている「健康ポータルサイト」をまとめて調べることができます。
また、メニューから、「健康・美容関連アプリ」を選択してクリックすると、健康・美容関連でオススメの無料アプリへのアクセスボタンが表示されます。
ボタンをクリックすると、ダウンロードのページに移行することができます。
オリジナルファイル、動画コーナーについて
オリジナルファイル、動画コーナー、独自に作成した健康や美容に関連したオリジナルのファイルや動画があります。
オリジナルファイルを見たい場合は、オリジナルファイル集、オリジナル動画を見たい場合は、オリジナル動画集をクリックしてみてください。
話題、トピックスコーナー
話題、トピックスコーナーでは、健康や美容に関連したホットな話題について、解説をしています。
例えば、「図解!ぽっこりお腹改善」をクリックしてみると、具体的な内容が、イラストや動画をまじえて説明されています。
いろいろな健康・美容関連のホットの話題・トピックスについてまとめていますので、遊びにいらしてください。
サブメニュー・姉妹サイトについて
サブメニューには、健康や美容、学習法や記憶術などの賢脳に関連した姉妹サイトやブログへのリンクが貼られています
。
例えば、「健康・美容・賢脳」と書いてある所をクリックすると、健康・美容・賢脳のトピックスについて書かれている記事を集めたブログが開きます。
また、「薬剤師ポータルサイト」をクリックしてみると、薬剤師に役立つ便利情報を集めた姉妹サイトが開くようになっています。
サイト内検索について
サイト内検索もついているので、このサイト内検索ができるようになっています。
この検索では、姉妹サイトも含めた範囲で、横断的に情報が検索できますので、調べものをするときも便利です。
例えば、コレステロールと入力して検索してみると、姉妹サイトを含めて、コレステロールについて触れた記事がたくさん検索されてきますので、ご利用してみてください。
健康ポータル・美容ポータルポータルの紹介・解説動画
実際の画面でいろいろと調べている説明つきの動画をつくりました。
内容は、この記事に書いてあることにだいたい沿った内容になっています。
賢脳・学習にレシチンは大ウソだった? | 賢脳
賢脳・学習向上にレシチンが効くと言うことに関しては、全くのウソとは言いきれませんが、しっかりとした科学的根拠については、乏しいと言わざるを得ません。
もし、きちんとしたエビデンス(科学的根拠)があって、良いというのであれば、それはきちんと機能や効能を表示できる医薬品や特定保健用食品、あるいは機能性表示食品として開発されるべきでしょう。
もし、医薬品でも、特定保健用食品でも、機能性表示食品でもなにのに、学習能力を高めるとか、認知機能に働くなどのコピーで広告をしたりすると、無許可医薬品等として、薬事法違反(現在では、医薬品医療機器等法違反)になります。
本当にレシチンの賢脳・学習に対する効果は根拠に乏しいのか
法的な規制なんてどうでもいいんだ、レシチンは脳に対して効果があるのかどうか、はっきりしてくれという人もいるので、説明していきましょう。
食品の成分が言われている効能が本当にあるのかどうかについては、食品成分のさまざまな効果に対する科学的根拠(エビデンス)がどれだけしっかりしているかということの資料を集め、日本医師会・日本薬剤師会・日本歯科医師会のいわゆる三師会が総監修した「健康食品・サプリメント〔成分〕のすべて -ナチュラルメディシン・データベース-」に記載されています。
この本で、『レシチン』を調べてみると、次のようになっています。
有効性レベル③
肝臓病 :経静脈栄養を長時間受けていた場合の肝臓への脂肪の蓄積を抑制すると見られる。
有効性レベル④
高コレステロール血症、胆嚢疾患
有効性レベル⑤
痴呆症やアルツハイマー病などの記憶障害
ちなみに、有効性レベルについては、次のように示されています。
有効性レベル① : 効きます
有効性レベル② : おそらく効きます
有効性レベル③ : 効くと断言できませんが、効能の可能性が科学的に示唆されています
有効性レベル④ : 効かないかもしれません
有効性レベル⑤ : おそらく効きません
有効性レベル⑥ : 効きません
つまり、全く効きませんというレベルではなが、おそらく効きませんということなので、科学的根拠はかなり弱いということです。
ちなみに、この有効性レベルというのは、もちろんその時の気分でつけられたものではなく、しっかりと膨大な文献をリサーチして判定されているものです。
有効性レベル⑤については、評価の高い文献が概ね効果がないとしている。それは2つ以上の無作為化比較試験が数百から数千の患者において実施され、適切な臨床試験の意義を評価するための評価項目において否定的結果が出ているとしています。
直接、学習効果向上や賢脳をみたものではありませんが、少なくとも痴呆症やアルツハイマー病などの記憶障害の改善に対する作用に対しては否定的です。
また、学習効果向上についても、しっかりとした科学的根拠は今のところありません。
レシチンには学習効果に影響はないとする重要研究データもある
さらにもう一つ、医薬専門家が科学的根拠のよりどころとしている国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報があります。
そこで、レシチンがどう書かれているかを調べると、次のようになっています。
きちんとした、精度が高い文献によって、研究結果が報告されています。
レシチン1.2~45 g/日の単独または治療薬との併用は、アルツハイマー病などの認知機能改善におそらく効果がない
Concentrations of choline-containing compounds and betaine in common foods. (文献 : J Nutr. 2003 May;133(5):1302-7.)
妊婦99名 (試験群49名、平均30.2±3.8歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較において、ホスファチジルコリン750 mg/日を、妊娠18週から出産後90日まで摂取させたところ、子どもが10ヶ月および12ヶ月齢時の認知発達機能 (global development index、言語発達、短期視空間記憶、長期エピソード記憶) に影響は認められなかった。
Phosphatidylcholine supplementation in pregnant women consuming moderate-choline diets does not enhance infant cognitive function: a randomized, double-blind, placebo-controlled trial. (文献 : Am J Clin Nutr. 2012 Dec;96(6):1465-72.)