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負けるなナデシコ! 大事なのは立ち上がれるかどうかなんだ

 

進化して勝ち進んだナデシコ

 

 

日本女子サッカーナデシコが、日本に帰国してきた。

思えば、前回ワールドカップを優勝してから、日本サッカーはその細かいパスでパス回しをする洗練された戦術サッカーは、世界の憧れの的となっていた。


そして、世界の強豪は、日本のサッカーを研究し、日本のパスサッカーを封じるにはどうしたらよいか、自分たちも日本のようにパスサッカーをやりたいといったように、ナデシコは世界から厳しいマークを受ける立場になりました。

 

強豪国が、日本のパスサッカー封じや、逆に体力・体格を利用したパスサッカーをしてきたため、ナデシコの戦いは苦戦を強いられることになりました。

 

一生懸命積み上げて、やっと築き上げてきたパスサッカーだけでは、勝てなくなり、ナデシコは新たな戦術を立てることが迫られた。


そして、日本はついに、ディフェンスラインからロングパスで一気にフォワートまでボールを放り込むロングパスサッカーを習得し、パスサッカーとロングパスを併用することで、今回のワールドカップを勝ち進んでいった。

 

まだ完全にできあがってものではなかったが、試合を重ねるごとに、ナデシコのサッカーは輝きを増していきました。

しかし、世界のトップに君臨するアメリカには通用しませんでした。

やっぱり本気モードが違った米国

 

開始わずか15分ちょっとで4失点。戦意さえ失うほどの展開でしたが、終わってみれば5:2と、まあまあそこそこの結果になっていました。あきらめないナデシコ魂を見れた気がします。

 

試合の前、米国は何が何でも日本から金メダルを奪い返してやるんだという意気込みだったのに対し、日本は、イングランドに勝利して、決勝で宿命のライバルである米国と戦えるファイナリストになっただけで満足していたような感じもありました。

 

その本気モードが序盤の4失点の差につながったといえば、そうなのかもしれません。

恵まれすぎてる米国チーム、勝って当たり前

 

米国チームは、まず体力面で恵まれている。デカい体格で突進されると、日本のディフェンダーなどは跳ね飛ばされていました。まさに、所詮スポーツは体格がデカい者有利、体力あるもの有利と思ってしまいますが、小さな体で最後までたたかったナデシコに勇気をもらった人も多いのではないだろうか。

米国チームが恵まれているのは、その体格だけではない。待遇もそうで、日本では仕事をしながら、夜、空いた時間に練習をする選手が多い中、米国はたっぷりと練習でき、家や車もつくなど待遇が違いすぎる。

まあ、はっきりいってズルイというべきだろうか。

頑張れナデシコ

 

ワールドカップは、米国に金メダルを奪還されてしまいましたが、もうすぐに五輪が待っています。
試合終了後、しばらくピッチで泣いていたナデシコのメンバーたち


アメリカンフットボールのスター選手ビンス・ロンバルディが次のような言葉を残している。

「ノックダウンされるかどうかは問題じゃない
 大事なのは、立ち上がれるかどうかなんだ。
  挑戦することを止めない限り、完全に負けることなんて絶対にないんだ」

 

米国の体力、パワー、スピード、どれをみても天下一品。
パスサッカーにロングパスを加えて進化してナデシコのサッカーは、他の国には通じても、米国にはあまり通じなかった。

しかし、米国を相手に2点ももぎとったのは、立派である。
最初、戦術がさだまらない時間帯、試合が落ちつかないうちの4失点は、悔やまれるところだ。

ナデシコのメンバーは、今回米国に負けたことで、少し自信を失ったかもしれません。しかし、日本で女子サッカーをもっと普及させる、そのためには少しでも良い成績をという信念があります。

自信を多少うしなっても、信念はなくなりません。

また、ナデシコたちの最高の笑顔がピッチの上ではじける日を楽しみにしたいものです。