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靴を変えるだけで、膝の痛いがなくなる

靴は万病のもと

 

 

たかが靴、されど靴。 自分の足に合っていないゆるい靴を履いていると、体がいろいろなトラブルを引き起こし、思わぬ病気になるという内容のことを、あさイチで放送していました。

30代で膝に痛みを感じ、まともに歩けないほどに膝の症状が悪化し、膝軟膏がすり減ってしまい、杖なしでは歩けないほどまでに鳴ってしまった女性を紹介。この女性は、膝にたまった水を抜くため、通院を繰り返し、10年間の治療費は200万円にもなっていました。

この女性は、右足が外反母趾だったために、ゆるい靴を履いていて、痛い右足をかばうように歩いていたため、左足に過度の負担がかかっていました。

どうしてゆるい靴が悪いのかというと、この女性の場合、外反母趾で痛い左足がゆるい靴の中でずれることで、余計に右足に体重がかかり、膝の軟骨をすり減らし、その結果、左右の足の長さが変わり体のバランスを崩してしまうからです。

靴がゆるいと、

靴の中で足が滑り、足の指やつけ根のあたりと靴との間に摩擦が生じてしまい、これにより圧迫が起こり、タコや魚の目の原因になります。


さらにゆるい靴で歩いていると、足の指をあまり使わずに歩くことになり、その結果、足裏の筋力が衰えてしまいます。すると、足裏のいわゆるアーチ形状が崩れてしまいます。アーチ形状は歩くときなどの衝撃を吸収する働きがありますが、このアーチ形状が崩れてしまっているために、歩いたりしたときに地面から伝わってくる衝撃がそのまま膝や足裏に直接かかってしまい、外反母趾やひざ痛を悪化させる原因になってしまいます。

そしてゆるい靴で歩き続けていると、やがて体全体の筋肉のバランスも崩れていってしまい、腰痛や肩こり、顎関節症といった症状まで引き起こしてしまいます。

体のバランスが足から崩れることで、体にゆがみが生じて、体に負担がかかり内臓にまで悪影響を及ぼすようになってしまいます。胃が押しつぶされて、むかつきなどの症状がでてきたり、腸が影響を受けて、便秘になったり、生理痛の原因にもなります。


病気にならないための靴選び

 

日本靴医学会の内田俊彦先生によると、病気にならない靴選びとしては、ゆるい靴は選ばないということです。

足の長さと足の幅のサイズを確認します。
よく靴屋さんで靴を買う時に、靴にE、EE、EEE、EEEEといったような表示があると思いますが、このEの数が多いほど、幅広ということになります。

ついつい、きつい靴は嫌だということで、ゆるい靴のほうが楽なので、ゆるい靴を選んでしまいがちです。


靴を選ぶときのポイントとしては、

1.少しきついと感じる程度のサイズのもの
2.かかとから土踏まずの部分がかたい素材になっているもの

(糖尿病や重度の外反母趾がある場合は、専門医に相談)

多少きついと感じる程度でも、実際は靴は伸びますので大丈夫です。