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なぜ男は、野球賭博などギャンブルにハマってしまうのか

巨人の福田選手が、野球賭博をしたことが発覚しました。
なんと、こともあろうに自分の球団である巨人戦まで賭けの対象にしていたというから、あきれた話です。

 

百数十万の借金をつくり、巨人軍の寮にまで取り立て屋が来ていたというから、そりゃバレるわな~という感じです。


家族がいるのに、しかも巨人という名門チームに入っているというのに、

♪ わかっちゃいるけど やめられない ほれ す~いすい スーダラダッタ ~

なんて歌っている場合ではない!

 

この事件により、サッカーくじに続いて導入を検討されていた野球くじが見送りになってしまう可能性大となった。


国の財政の大きな収入源として期待されていただけに大きな痛手だ!

 

ギャンブルをやりたい人にとっても、選択肢が減ったので迷惑な話だろうが、ギャンブルをやらない人にとっては、それ以上の大迷惑な話だ。


国の財政の足しになるはずだった、野球くじの導入がなくなると、その分他でしわ寄せがくる。

 

最近では、競馬場でもパチンコ屋でも女性を見かけることが多くなりましたが、ギャンブルといえば、男の専売特許みたいなところがまだあります。


同じギャンブルをやるにしても、女性はどちらかというと、小額をつぎ込んで楽しむというやり方に対し、男性は大金を突っ込んでまでというケースが多くありますし、人口に対するギャンブラーの比率からいっても、圧倒的に男性のほうが多いでしょう。

なんて男ってバカな動物なのでしょうか。。。

人間はなぜ、ギャンブルにはまるのか

 そもそも、ギャンブルというものは、競馬にしてもパチンコにしても、報酬がもらえるかどうか不確定という要素があります。


仕事をして、お金をもらうというのであれば、それは仕事をしたことに対する対価として、一定の報酬がもらえるということになります。

 

なんだ、確実にお金がもらえるなら、仕事をしたほうがいいじゃないか! となるわけですが、悲しいかなどうもそういうわけにもいかないのが、人間という動物なのでございます。


人間の心理とは不思議なもので、報酬がもらえるかどうか不確定というほうが、ヤル気をかきたてられるというところがあり、必ず報酬がもらえるのじゃ、面白くないや!となってしまうわけです。

なぜ、ギャンブルをするのは男が圧倒的に多いのか

 男性は、脳内ホルモンである男性ホルモン・テストステロンが影響して、闘争心やチャレンジ精神が高い傾向にあります。


これが結果的に不確定な勝負事であるギャンブルに女性よりものめりこみやすいとされる理由です。


特に、射幸心をあおられると、男性は弱く、競争心を高揚させてしまい、どんどんとハマっていってしまうのです。

 

一方、女性は恋愛でもそうなのですが、ある面、打算的というか現実的な面をもっている部分があります。


これ以上使ったらヤバイ、借金までしてやるもんではない、とそこでストッパーがかかりやすいとも言えます。

なぜ宝くじにはハマらないのに、競馬・パチンコにはハマるのか

 宝くじも競馬もパチンコも、報酬がもらえるかどうか不確定ということからすると、同じギャンブルです。


ですが、競馬やパチンコにのめりこんで、借金までこしらえて・・・ という話はよく聞きますが、宝くじにのめりこんで、貴金属を質屋に入れて・・・ なんて話はあまり聞きませんよねw

 

どこが違うのでしょうか。


それは、競馬やパチンコでは、即その場で結果が出るというところがあり、その場で興奮することができるからです。


競馬は馬券購入後、間もなくレースとなり、手に汗をにぎることになります。パチンコは目も前でフィーバーし、出玉がどんどん増えていくという結果がすぐ目にみえる形であらわれてくるものです。

宝くじの場合は、当選番号の発表日まで待たなくてはなりません。
購入してから当選番号発表日まで、ワクワク、ドキドキの新鮮な感情をずっと持ち続けることは困難なことです。


1日中、宝くじのことばかり考えているというわけにもいきませんしw

 

だからこそ、しまいには高額当選してるのに、換金に現れないなんていう非常にもったいない人も、結構でてきてしまうわけです。


宝くじを購入したことすら忘れてしまっているのかもしれませんねw

 

また競馬は自分の意志で馬を選び、パチンコの場合も自分の意志で台を選びます。つまり自分が何かをしたという感覚がありますが、宝くじの場合は、販売店は選ぶにしても、実際のくじは、販売店にいって並んだ順に順番に配られるだけなので、自分でなにかをしたという感覚は少し弱いのかもしれません。


宝くじは、どうせ運や! と思ってしまうところもあるだろうし、高額が当たるのは米俵1俵の中に入っている米粒1粒というぐらい低い確率なので、最初からもともと運試し、どうせ当たらんだろう!という人が多いのも事実かもしれません。それで高揚感がイマイチというところがあるのでしょう。

大負け! わかっちゃいるけど やめられないのはどうして?

 また、人間はギャンブルで大負けした時、さすがに強く強く後悔します。「もう二度とやるもんかーーー」と。


ところが、人間の心理とは悲しいかな、嫌なことはフタをしようとする心理があります。さらに悪いことに、楽しい思い出ばかりをつなぎ合わせて強化してしまうのです。


つまり大当たりしたときの快感ばかりを思い浮かべてしまうところがあります。
これが、ギャンブルにハマる仕組みなのです。

  

 

 

ギャンブル障害の治療:治療者向けガイド ‐認知行動療法によるアプローチ‐

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