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食べても目に良い紅葉(もみじ)- 知っていると一目置かれる紅葉トリビア

 

秋も深まり、紅葉シーズンとなりました。
皆さまは、今年2015年は既に紅葉を観に行きましたか?

もう行かれて十分自然を堪能したという方、これからという方、行ったけどまた紅葉を観に行くよという方、それぞれだと思います。普段の通勤や通学、あるいは家の近所でも、葉が色づいて、いつもとは違った趣のある感じになっているところもあり、散歩をしていても、この季節はいつもと違った味わいができます。

外国人にも人気の日本の紅葉

 

日本も観光立国ということで、紅葉の名所などでも外国人の姿が目立つようになりました。
外国人によると、日本の紅葉はとても綺麗で感動したという意見が多くを占めているそうです。

緑色から、黄色赤色に色づいた山の紅葉を観ていると、心も落ち着き、日頃のストレスも忘れてしまいそうです。

食べも目に良い紅葉(もみじ)とは?

 

ええ!? 紅葉って食べると目に良かったの?
紅葉(もみじ)というと、美しい色づいた葉を観ることにより、いわゆる目の保養になります。
しかし観るだけではなく、食べても目に良い紅葉(もみじ)があるのです。

紅葉(もみじ)というと、一般的にはカエデ(楓)を連想します。
そのカエデの中でも、日本を代表する紅葉(もみじ)として有名なのが、イロハモミジです。
イロハモミジの葉の形は、掌状に切れ込んだような形になっていて、『カエデ』の名前の由来も、カエルの手にも似ていることから、「カエルデ」から「カエデ」となったとされています。

ちなみに、関係ありませんが、日光の「いろは坂」は、イロハモミジからきているのではなく、第一いろは坂と第二いろは坂の二つの坂に存在する48のカーブを、いろは48音に例えたのが由来とされています。

話しを戻すと、食べても目に良いカエデというのは、一般的に知られているカエルの手に似た葉をもつイロハカエデではなく、3出複葉のカエデであるメグスリノキです。

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<紅葉したメグスリノキ(カエデの仲間)>

おお、こんな形してるけど、これカエデなの?

はい、メグスリノキは、立派なカエデ科カエデ属のカエデの仲間です。
メグスリノキは、図鑑を読むと、「樹皮や葉を煎じたものを飲むと、目の疲労回復や肝機能回復に効果があると言われている。」、「名前の由来は樹皮や葉を煎じて洗眼に用いたことによる。」と記載してあります。

メグスリノキの主要有用成分は、「ロドデンドロール」と呼ばれる成分で樹皮に最も多く存在していて、葉に関して言うと、紅葉したものより、青葉のときほうに多く含まれています。

実際に肝臓病を克服したり、目の病気・症状が改善したりという報告が数多くあります。
実際のエビデンスはというと、「ナチュラルメディシン・データベース」によると目の症状や肝臓障害については、科学的データが不十分であり、エビデンスとしては十分ではないということになっています。