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歩きスマホをする馬鹿、立ち止まって使う利口、冷静に考えればすぐわかる

最近、スマホにはいろいろなアプリが登場し、ますます生活が便利になってきています。

町田のホーム突き落とし事件は、歩きスマホが原因

そんな中、事件も起きている。昨年2015年10月30日には、横浜線町田駅のホームから男性が突き落とされ、2週間の軽症を負ったという事件もありました。幸いそのときは電車は来ておらず、その男性は自力でホームに登りました。

結局、このアホらしい事件は、改札からホームに向かう通路上で男性がスマートフォンを見ながら歩いていて肩がぶつかったことから口論になり起こったことが取り調べでわかっています。

すでに、JRやNTTドコモ・KDDIソフトバンク等の携帯会社では、歩きスマホの防止を呼び掛けるキャンペーンも行ったりしました。

東京消防庁の歩きスマホに関するアンケート

東京消防庁は、平成26年4月28日~5月7日、インターネットによる歩きスマホに関するアンケートを行っています。
18才以上の男女400名にアンケート調査を行い395認から回答を得ています。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/201503/mobile.htmlhttp://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/201503/mobile.html

まずは、歩きながらや自転車に乗りながらスマホや携帯等を使用したことがあるかとの問いにほぼ半数の人が「使用したことがある」と回答しています。

面白いのが、「使用している人によりケガをさせられた、またはケガをさせられそうになったことがあるかどうか」について質問をしたところ、歩きスマホ等で使用したことがないという人は71.6%となっていて、歩きスマホ等で使用したことがある人の31.4%の倍スコア以上の数値になっていました。

つまり、歩きスマホをしてる奴らのほうが、ケガをさせられたり、させられそうになったことがないというのである。
自分が歩きスマホをしてるから、いやいやそんなケガさせられたことなんかないよと回答したくなるのもわかりますが、倍スコアというのはかなり考えさせられるところがあります。

さらにビックリしたのが、歩きながらスマホ等を使用することは危険だと思うかには87.8%の人が、自転車に乗りながら使用するのは危険だと思うのが93.2%になっていました。数値だけみれば大多数というイメージですが、質問の内容が内容だけに問題があります。
なによりも、歩きながらのスマホや自転車に乗りながらのスマホは、どちらも危険だとは思わないという大馬鹿な輩が0.5%もいるということだ!
いったい、どういった躾を受けてきたのだろうか? 親の躾うんぬん以前の問題だ。全く持って、創造力が欠如している。

いやいや、全然歩きスマホは危険じゃないよ! なんて言っている非科学的なバカどもは、ちゃんと統計を直視すべきである。
実際に、東京消防庁が出しているデータでも事故やトラブルが起きているし、町田駅の事件にしてもホームでの歩きスマホが原因になっている。

米国でもながら仕事が大問題に

日本だけではない。メールをしたり、話したりしながら歩くのは大変危険な行為だとして、米国整形外科学会(AAOS)が、歩きスマホ等のながら歩きで怪我のリスクに曝される人が増加しているという報告をしている。
調査によると、数千人の対象者の約40%は、ながら歩きをしている人が危険(incident)に曝されたのをみたことがあり、26%は自分自身がながら歩き中に危険を感じたことがあると答えている。

米国での調査であるが、78%の人は「注意散漫な歩行は重大な問題だ」と述べ、74%は「他人は日常的にながら歩きをしている」と答えた。一方、「自分自身がながら歩きをしている」と答えたのは29%のみだった。

これまた興味ある結果だ。他人に対してはながら歩きをしていると指摘しておきながら、自分はながら歩きはしていないという人が多くなっている。善悪以前の問題として、自分がしている行為の自覚すらないという人が多いのであろう。

歩きスマホをするヤツは結局時間を損してる

歩きスマホをしていると、なんか歩いている時間まで情報収集をしていてカッコいい! 俺はできるビジネスマンだなんて思い違いをしているとしたら、とんだお笑い草だ。500mの距離を速歩であるけば、時速6kmのスピードで歩くとすると5分かかる。歩きスマホをしながら到底このペースなんかじゃあるけない。歩きスマホをしながら歩いていたとしても、それは画面と前方を交互に見ているのでせいぜい時速は4km。下手をすると時速3kmぐらいになっている。時速4kmだと500mに7分半かかるし、時速3kmだと10分かかる。

早歩きで5分で歩いたあと、じっくりと立ち止まって携帯画面を確認すれば、2分半~5分も閲覧時間がある。
そのほうが、安全だし、速歩きで健康へも良いことです。

歩きスマホは結局は生活のメリハリをなくし、生活のリスクを高め、不健康な体を作っていってしまうことになります。