Hじゃなくて、真面目な女性器のにおいの話
女性器の匂いは、一種のフェロモンが含まれていると考えられています。だからこそ、女性器の匂いを嗅ぐと男性が興奮するというのもわかります。
甘酸っぱさを湛えながら、男性を惹きつける女性器の匂いは、十人十色、千差万別です。膣の周辺や股関節の近くには、腋の下などに多くあるアポクリン腺からのにおいはフェロモンとしての作用があることが知られています。
より良い女性器の匂いってどんな匂い?
その中でより良い匂いとされているのが、ほのかな酸味を伴ったヨーグルトのような匂いです。人によっては、「チーズのような匂い」とか「夏に汗をかいた男性の匂い」といったように形容する人も少なくありません。
女性器は尿道が近いために、ごくわずかなアンモニア臭はしかたありませんが、健康な膣内からは、ほのかな酸味を伴ったヨーグルトのような匂いがします。
なぜ、このような匂いだと良いのでしょうか?
実は、膣から臭ってくる匂いのもとになっているのは、乳酸です。
女性器や陰部の臭いは、おりものや「恥垢」と呼ばれる垢、汗、尿なども原因になり、生理周期によっても匂いが変わってくると言われていますが、女性の膣の中には、デーデルライン桿菌という乳酸菌がいて、膣内に入ってくる雑菌などを退治して感染を防いでくれています。
かすかな爽やかな酸味のある香りがしている場合は、このデーデルライン桿菌がしっかりと働いているということになります。
「膣の自浄作用」といって膣内は常にpH4程の弱酸性に保たれていて、この環境が病原体や雑菌の侵入や、繁殖を防いでいます。
濃い匂いが好きな欧米人、無臭が好まれる日本
女性の性器の匂いについては、異常であれば性病も疑う必要がありますが、性病でもないというのであれば、それほど気にする必要はないでしょう。
それでも気になる人もいると思いますが、そういった時には膣の入り口を洗う石鹸を使うと良いでしょう。
膣の入り口、つまり外陰部を専用の石鹸で洗います。膣内まで指を入れて洗う必要はありません。ただし毎日膣を洗いすぎるtお、膣が本来もっている膣の自浄作用の働きも効かなくなってしまったりすることもあります。
女性器の匂いの好みも、文化によって違ってくるようです。欧米では匂いが濃いほうが好まれますが、日本では無臭に近いほうが良いという人が多いようです。
膣だけでなく、尿を考えたとき、尿の匂いは毎日違ったりしないでしょうか。実は膣の匂いも同じで人によったり、その時の体調によっても変わってきます。
食事でも肉食が多いと、濃厚な香りになってきます。