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健康な体とは、病気をしない体ではない

西洋医学の考えからいくと、健康な体とは、病気をしない体と言ってもいいかもしれませんが、『整体』では別の考え方をします。
それでは、『整体』で考える健康な体とはどういったものなのでしょうか。

健康な体とはどんな体?

それは、自然治癒力が高い体」ということになります。
どうして、こういう考えになるのかというと、整体では病気になるのも体の異常を治す通過点であると考えているからです。
逆に、体格が良くて病気しないという体は、いったん壊れると意外ともろかったりする場合もあります。

今まで風邪すら引いたことがないという人が、風邪をひいたとき、普通の人よりも症状がひどくでたりするといったこともあります。


体全体で考える

体は、疲労してきたり病気になって十分に機能しない部位がでてくると、自然と他の部位がその不調を補うようなバランス能力を持っています。
例えば、胃の調子が悪い時は、腸が連携して消化の手助けをします。
しかし、腸は普段の仕事に加えて胃のフォローをしているわけですから、その負担は溜まり疲労が蓄積していくことになります。

すると今度は、さらにその部分をカバーするために他の部位が動き始めるようになります。
こうして、疲労の連鎖が始まっていってしまいます。


自然治癒力をアップする蒸したタオル

よくレストランに入り、温かいおしぼりが出てくるやいなや、袋を開けてメガネを取り、目の上に当てて、「フゥーーー」と気持ちよさそうにしているオヤジがいます。
若い人は、そういった姿をみて、オヤジくさいといいますが、結構疲れた目にはとても気持ちいいものです。

実は、このおしぼりを目に当てる行為というのは、疲れた目の自然治癒力をあげるのに良く、理に適っているといえる行動なのです。
よく、目を使う細かい仕事をする職人が、休憩時間に、眉間のところを指でぐっと抑えていることがありますが、あれは習慣といってしまえば習慣なんでしょうが、無意識のうちに目の疲労に効果があるツボを押している行為になっているのです。

このように人間は、無意識のうちに気持ちいいと思うような行動をしていることがありますが、これが意外と身体に良いことであったり、自然治癒力を高めるような行動だったりすることがあります。

実施に、熱いおしぼりやタオルを患部に乗せると、最初のうちは温かく、患部の血管が拡がり、血流がよくなり、患部の筋肉の緊張がほぐれ、傷みや不快感の原因となる老廃物も流れていきます。
また筋肉の緊張がゆるむことで、自律神経の働きも正常化していきます。

蒸しタオルやおしぼりは、数分もすれば温度が下がっていってしまいますが、この温度差が血流をよくするポイントにもなています。

蒸しタオルは、水をふくませたタオルを電子レンジで1分~1分半加熱することで簡単につくることができます。