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老老介護ならぬ、認認介護時代がやってくる

高齢化社会を迎える日本、しかも2025年には、日本の認知症患者及び認知症予備軍の数の合計が1000万人を突破すると言われています。

10年後にやってくる10人に1人がボケている時代

65歳以上の3人に1人、全国民の約10人に1人がボケると言われています。

今だかつて、こんな状況は、世界のどこをみてもないわけですが、日本はそうした未曽有の事態に突入しようとしています。
現在は2016年、つまり10年度にはこうした事態が迫っているという切羽つまった状況なのです。

マイナンバー制度がどうのこのの問題じゃありません。街中を10人歩いていたら、そのうち一人がボケているっていうのですから、考えてみただけでも大変な世の中です。
さらに驚愕の事実として、このまま推移すれば、2060年には現役世代と65歳以上の高齢者の人口比率が限りなく1:1になってしまいます。

10人に1人も認知症及びその予備軍となってしまったら、ただでさえ老老介護でいっぱいいっぱいのところ、高い水準の介護医療サービスを全ての人に行き渡らせることはとうてい無理ということはわかるでしょう。

老老介護どころか、認認介護時代がやってくる

現在は、介護者が不足していて老人が老人を介護するいわゆる老老介護ということが言われていますが、認知症予備軍の人が認知症の人を介護する「認認介護」なんていう時代が来ても不思議ではありません。

日本政府は、弱者に厳しい政策を取り続けているが、2025年までに全国の病院の病床数を約20万床減らす方針をかかげています。
ただでさえ、介護施設の数が足りていない中、こんなことになれば、認知症が重い人は出ていってくれということになりかねない。

認知症の老人が電車にはねられて裁判になったケースがあったが、これからは認知症の老人の面倒は家族が自宅でみるのが当たり前だという時代になるだろう。

そうなれば、何も考えず弱者に厳しい政策ばかり取ってきている政府の方針でいくとどうなるか。

将来の不安から、人々はなおさら結婚しなくなる。
保育施設不足で、子供を生まないどころか、1億総活躍時代で、結婚しない人がさらに増える
1億総活躍だとかいって、10人に1人がボケていて、半数が65歳以上の高齢者の時代がくる。
しかも、認知症の老人が施設で預かってもらえなくなり、よりいっそう介護離職者が増えていく。
ある試算によれば、介護離職者の数は年間10万人と言われていて、介護離職者だけで10年後には数十万人になるとされています。

さらに、老老介護ならぬ認認介護で、いろいろなトラブルもでてくるだろう。

施設に入所したとしても、施設側は施設側で大変です。

認知症だと、周囲の人を殴ったり、逆に介護する側も認知症の人を「このバカ野郎め」といって罵ったり、また認知症の人が他の入所者の所有物を盗んでしまったり、そんなことに加え、入所者の家族からは、自分らしい暮らしをさせてやってくださいとか、将棋がスキンなのでなるべく相手をしてあげてくださいなどと注文があったりいろいろです。

こんな状態で、1億総活躍どころじゃないことは明らかです。

これからの日本、東京五輪が終わると、大変な時代となっていきそうです。