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熊本は低確率だったのに大地震、どうなる首都圏・東海、そしてこのままでいいのか川内原発

日本で地震というと、東海や東南海、三陸沖のプレート型の大地震ついていろいろと話されています。
北陸にも福井や新潟に大地震があり、中部地方フォッサマグナが縦にぶった切っている。

J-SHIS(地震ハザードステーション)より引用

http://www.j-shis.bosai.go.jp/maps-pshm-prob-t30i55
今後30年間に深度6弱以上の揺れに見舞われる確率

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日本は地震の巣

首都東京直下や、大阪活断層、札幌にも断層があり、日本はいたるところに地震の巣があると言われています。

そんな中で、九州、特に東南海が関連する大分や宮崎ではなく、長崎・佐賀・熊本は大きな地震はあまり起きないというイメージがありました。

 

しかし、実際には1889年(明治22年)7月28日の23時45分に熊本地方を震源とするM6.3の直下型地震が発生していました。
このときも熊本城の城壁の一部が崩れたという記録が残っています。

また、1975年には、阿蘇北部群発地震(M6.0)が発生していて、6億5000万円近い被害総額がでています。

過去をさかのぼると、1792年には島原半島雲仙岳地震が発生して、その前山が崩壊して、島原湾になだれこみ津波が起こり、それが熊本県の方にも届いている。

国は、阿蘇外輪山の西側斜面から八代海南部に至る活断層帯で、30年間のうちに震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は6%とされていた。

首都圏・東海・東南海よりもかなり低確率なのに起きた熊本の震度7

J-SHIS(地震ハザードステーション) http://www.j-shis.bosai.go.jp/maps-pshm-prob-t30i55
では、今後30年間に深度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示しています。

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これをみると、首都圏~東海~近畿・四国にかけて、かなり危険ということになります。

確率が低いから安全というわけではない。


それを実証するように、熊本においては、確率がそれほど高くなかったにも関わらず、震度7が起きてしまった。
日本全体からみると、熊本は比較的安全と思われていたのには、こうしたこともあったのだろう。

くしくも、熊本と言えば、すぐ南隣は、日本で唯一稼働している川内原発がある鹿児島県だ。
しかも鹿児島県の北部には、出水断層帯が拡がっている。

さらに九州は、ここのところ桜島の噴火、阿蘇山、さらに鹿児島県の霧島の新燃岳が噴火警戒レベルになっています。
熊本の地震は、これらの噴火との何らかの関係があったのかもしれない。

川内原発が大丈夫といって稼働させた奴らは、無責任

今回は、幸いにして川内原発には大きな異常はなかったというが、いくら世界最高水準の技術だろうが、なんだろうが、安全だ!といっている人たちの無責任さが改めてわかった。

断層などを調査して、耐震性として震度7に耐えられるようにしているだろうが、何が起こるかわからない。
万一、建物自体が持ちこたえたとしても、建物内部で何らかの異常が発生したり、津波がくることだって想定しなければならない。

近くには火山もたくさんある。

今回だって、確率から言えば低かった熊本で起こってしまった。

川内原発は安全だとして稼働した大馬鹿者は、万一の事態が起こったときに、本当に責任が取れるのだろうか?

自然現象に絶対はない! 
地球の歴史は長く、その間には大規模の地殻変動だってあった。

ここ200~300年で大きな地震がなかったからなんていうのは、何の保証にもならないと思うのだが。