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憲法音痴の理系人間が、憲法9条について考えてみる

憲法9条について考えてみる

最初に言っておきますが、私は憲法の専門家でも法律に詳しいわけでも、自衛隊について詳しいでもない、それどころかどちらかといったら理系なので、まあこういう話は苦手な分野です。

まあ、苦手とばかり言っていてもしょうがないので、ちょっと憲法記念日を機会に、無い頭で考えてみましたので、おまえは何を言っているんだ!とお怒りになる方もいるかと思いますが、素人の戯言だと思ってくださいw

さて、前回に引き続き、もう一度、じっくりと憲法9条について、脳たりんな頭で考えてみました。

まずは、条文

1 .日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 .前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

よし! わからない言葉を徹底的につぶしていくぞ!

「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、」

まあ、ここの部分はあまり異論がある人は少ないと思うが、正義とは何なのかと考えるとまたはまってしまう。

たとえば特撮の戦隊物シリーズや、ウルトラマン仮面ライダーしかり、必ず正義の味方と言われるヒーローやヒロインがでてくる。
そして戦隊物などでは、悪の組織の集団というものがあるのであるが、よく考えてほしい。

ワンピースにも、海軍が「正義」と書いてある服を着ているが、海賊のルフィーたちからすれば、彼らが完全なる正義とも思っていないだろう。

悪の組織は、たぶん自分たちが悪の組織だとは思っていない。自分たちこそが正義であり、それを脅かすヒーローやヒロインこそが、悪なのだと思っているのではないだろうか。

まあ、話が飛躍しすぎかもしれないが、何を言いたいのかというと、立場や時代が変わってくれば、パラダイムもシフトし、何が正義であるかや、国際秩序というものも変わってくる可能性があることを念頭に入れておかなければならない。

国際平和と言っているのは、欧米の論理であって、彼らの都合のいいこと、それを脅かすものが世界平和を乱すものとしているところもある。
ISが昔イスラム圏だった地域を奪還しようとしていると言われているが、これが彼らの目からみた世界秩序であり、国際平和ということも言えてしまうぐらい、立場や時代によっても変わってきてしまうところは、おそろしい部分ではあります。

「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、」

国権の発動たる戦争とは、文字通り解釈すれば、国の権力を発動するわけですから、それによって、領土を拡大しようとしたり、資源・利権を獲得しようとする戦争はダメよということだろう。

政府は、「国権の発動たる戦争」は、単に「戦争」を修飾しているだけであるとしていますが、それならば、「国権の発動たる」と入れる必要はないでしょう。
法律の専門家が法律を作るとき、そんな抜いてもいいようなどうでもいいような言葉は、普通は入れません。何かの意図があって入れてあると考えるのが自然でしょう。

ただ、ここを政府が単に「戦争」と同義だとした裏には、もし「国権の発動たる戦争」でなければ、OKなんだな!と文字通り考える人がでてきたらどうなるか
ちょっと待てよ、そしたら、個人やグループで国内でテロ戦争やクーデターを起こして国を転覆させるのは、国権の発動たるものではないし、国内だから国際紛争を解決する手段でもないわけだから、OKじゃん! なんてことになってしまいます。
それでは、困るので、ここは単に「戦争」と解釈しているのでしょう。

もちろん、警察力の面から、そんなことはダメなのですが・・・

「武力」による威嚇や行使は、国際紛争を解決する手段としてはダメよ

さて、またまた問題!

「武力」って何よ!
確かに、戦闘機で爆撃したり、戦車でドカンドカーンやったり、軍艦でドーンとやったりするのは明らかな武力ですが、今はむしろ、国と国との戦争からテロの時代へ、そして戦車や兵隊さんがドンパチやるのなんかは、半世紀前の戦争のイメージになってしまいます。
ボタン1つでミサイルが飛び出し、そこに、核だの、化学兵器だの、生物兵器だのをつける。
時代は、ドンパチの時代から、サイバー攻撃の時代に変化しつつあります。

それじゃサイバー攻撃武力行使にあたるのかというと、企業機密を盗むようなサイバー攻撃は武力とは違うと思いますが、軍事機密を狙ったものとか、軍事情報を操作するようなサイバー攻撃が仕掛けられた場合は、それは武力になるのでしょう。

「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを破棄する」

逆読みすると、国際紛争を解決する手段じゃなければ放棄してないよ!ということになる。
それじゃ、「国際紛争」とは何ぞや?

ということで、Wikipediaには、次のようにあります。

国際紛争とは、国家をはじめとする行為主体の間において国際的な価値・利益の対立によって起こる紛争。一方の当事国が明確な請求を出し、他方の当事国がこれを拒絶して反対の請求を出している状態である。
つまり、原則、国際紛争は、国家対国家の紛争であり、地域的な紛争(内戦やある国の内部で起きている民族紛争)は該当しません。
それじゃ、ISやアルカイダによるテロはというと、これは国際紛争ではなく、テロになります。

つまり、日本は、「国際紛争解決のために、戦争や武力行使しちゃダメよ」となるのでしょう。

それじゃ、この解釈でいくとどうなるのか

★ケース1 : 米国の軍艦が中国に攻撃された場合 (日本は直接攻撃されていない)

米国が中国に攻撃されたとき、これは、米国と中国との間の国対国の国際紛争になりますので、この解決のために日本は戦争しませんよ。
米国がいくら、集団的自衛権だから協力しなさいといっても、戦争できません! 武力行使いたしませんとなります・

★ケース2 : 中国が日本の領海に侵犯した

侵犯レベルでしたら、国際紛争とすると、戦争や武力行使はもちろん、武力による威嚇もいたしません。

うーん、威嚇もしないとなると、ちょっとなめられちゃうかもですが・・・

★ケース3 : 中国の軍隊が武器をもって日本に上陸してきた

これは、有名となった砂川判決にも出ていますが、個別的自衛権の行使の範疇になるでしょう。
国際紛争のレベルを超えて、戦争行為になります。
国際紛争を解決する手段と”しては”、放棄していますが、自衛権を行使する手段と”しては”、戦争も武力による威嚇・行使も放棄していません。

つまり、相手が日本に対して戦争をふっかけてきたのであれば、個別的自衛権になるので、戦争もできます。

 

「.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

つまり、国際紛争を解決するために、武力を行使し戦争する「戦力」はもってはダメ。
そして、国際紛争を解決するために、国が交戦権(戦う)ことも否定します。

もちろん、国際紛争を解決するために行うことは禁止しますが、自衛のためである場合は否定はしない。
つまり、国際紛争を解決するべく戦力は持たないが、自衛目的のための戦力までであれば、持ちますよということ。