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ケツメイシと決明子とアワビの関係

さて、ケツメイシのファンの方には、少し待っていただくとして、まずは最初にアワビについて述べていこうかと思います。
最初は、何コイツ! ケツメイシで釣っておいて、アワビの話じゃないかよ!と思うかもしれませんが、これが、あのヒップホップグループのケツメイシにつながっていくのです。

さて、アワビの話!とはいったい?

アワビで、女性性器を連想しているスケベな方、その方向の話を期待している方、それとケツメイシが何か関係してるの?と思った方は、残念ながら違いますので、ここから先を読んでも、期待通りの記事にはなっていません。
これは真面目な、ちゃんとしたアワビの話なのです。

アワビというと、高級食材ですが、実は漢方薬としても使われています。

アワビが目の病気に効くって本当?

白内障の人がアワビの粉末を飲み始めていると、1週間ほどして視界が少しずつクリアになってきたということを言われています。

夕方になると、目がショボショボするといった症状を持っていた人も、アワビの粉末を摂ることで、その症状がだんだん軽くなる実感があったと言っています。

本当にそんな働きがあるのでしょうか?
それだったら、贅沢にもアワビを毎日食べている人は、目が良い人ばかりということになってしまいます。
そんなバカな・・・

実は、白内障や目がショボショボする人が飲んでいたというアワビの粉末は、もちろん、あの貝のアワビなのですが、身ではなく貝殻の部分を使っているのです。
中国の方では、九孔鮑 Haliotis divesicolor や盤大鮑などの貝殻が使われるそうですが、日本ではアワビ H. gigantea などの貝殻が使われています。

このアワビの貝殻には、頭痛やめまいなどを抑える鎮静作用の他に、視力の低下や角膜の混濁にも用いられます。
漢方薬では、決明(せきけつめい)と言われています。

決明子けつめいしとアワビの貝殻である石決明せきけつめいって関係あるの?

ちなみに、漢方生薬には、決明子(けつめいし)と呼ばれる生薬があります。
この決明子は、エビスグサ Cassia obtusifolia Linne などの種子なのですが、漢方方剤としてはあまり用いられておらず、どちらかというと民間薬として用いられてきました。
緩下作用があるもので、整腸や便秘に用いられます。

それでは、決明子の方には、目に対する作用はないのでしょうか?
『決明』というのは、目を明らかにするということで、視力を回復する薬という意味が備わっているのでは? と思う人もいると思います。

決明子も、眼球外部の炎症などに用いられることがあります。

ヒップホップのケツメイシと、決明子けつめいしって何か関係があるの?

 

ケツノポリス4

ケツノポリス4

 

漢方医や薬剤師でもなければ、「けつめいし」と聞いて連想するのは、Ryo、Ryoji、大蔵、DJ KOHNO の4人で結成されているJ-POP・ヒップホップグループではないかと思います。
4人のメンバーのうち、Ryoと大蔵は東京薬科大学を卒業し、薬剤師の資格を持っています。Ryoは、東京の世田谷で調剤薬局に勤務しながら音楽活動を続けており、リーダーでMC担当でもある大蔵は、薬剤師の他に鍼灸師の資格も持っています。

そんな関係から、漢方生薬の名前には明るかったということもあるのですが、数多くある生薬の名前で、なぜ決明子だったのかというと、決明子が緩下薬(便秘の薬)として用いられるものだったからで、「全てを出し尽くす」という意味が込めらているとのことです。

参考:

89314.link