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情報化社会と、情報を遮断した孤高の天才

最近は、情報過多の時代である。
電車に乗っていると、過半数の人がスマホを見ています。

常に情報でつながる現代人


喫茶店に入ってくると、注文するやいなやスマホを取り出していじり出す人も多い。
私の周りでも、TwitterFacebookもLineも、いずれもやっていないという人は皆無に近い。

Facebookは、日本での利用率は35.5%(総務省27年度SNSの利用率調査より)、そして月間アクティブ率(1ヵ月に1回はFacebookを利用する人の割合)は、50%を余裕で超えています。

Twitterは、日本での利用率は31.0%(総務省27年度SNSの利用率調査より)、そして月間アクティブ率は、約60%となっています。
誰でもがすぐに情報発信できるTwitterでは、現場からの生の情報を得ることができます。
電車の運行状況や、行列の状況、天気情報など、最新の情報は、テレビよりもTwitterで収集しているという人も多いのではないでしょうか。

Lineに至っては、日本での利用率は37.5%(総務省27年度SNSの利用率調査より)となっていますが、日本での利用者数は5200万人、そして日間アクティブ率は66%というデータもあります。
つまりLineだけでも、日本で約3400万人の人が、1日必ず最低1回はアクセスしているということになります。

つまり、実際に目の前に人がいなくても、スマホやPCを通して、これほど多くの人が1日に誰かしらとつながり、そしてそこから様々な情報を得ていることになるでしょう。

Facebookも、Twitterも、Lineもやっていないという人でも、メルマガを購読していたり、毎日決まったブログをチェックしていたり、調べ物をGoogleやYahooで行ったり、Youtubeで動画を探したりということをしているでしょう。

情報の中には、知らなくてもいい情報もある

情報社会もいいのですが、情報は便利な情報、人生を豊かにしてくれる情報だけではなく、マイナスの知識を植えつけたりしてしまうこともあります。

例えば、爆弾や銃の製造方法がネットで流れたり、詐欺まがいのサイトがたくさん立ち上がったり、麻薬などの密売に使われたり、ある面、インターネットが現代社会を悪くした張本人だと私は思っています。

いろいろ知らなくていいことまでわかるから、模倣でいたずらをするヤツもでてくる。

そして、ネットで何よりも良くないのは、ネット上に自分に対する批判が書き込まれたとき、それを必要以上に気にしてしまう人がいます。

2チェンネルみたいに、もともと人の悪口を書いて憂さ晴らしするのが目的とまではいいませんが、そんな雰囲気をもったところに書き込まれた言われのない誹謗中傷に悩んでしまうという人も多くいます。

また女子高生などは、Lineで連絡がきて、5分以内になんらかのアクションを起こさないと、無視したととられ仲間はずれにされるので、それが怖くて、つねに頻繁にLineチェックしているなんていう人もいます。

昔は、メールは、会社に勤めていても、朝就業前に1回、昼飯を食べながら1回、午後夕方の休憩時間のあと仕事を始める前に1回、この3回ぐらい見えればいいし、今日は重要な案件のメールが入りそうだという場合でも、あと終業前にもう1回見る程度です。
そんなにメールみてたら、メールに振り回され、本来の業務がおろそかになってしまう。
本末転倒である。

しかし、今や、30分に1度、どんなに開けても、1時間に1度メールはチェックするのが常識だ!なんて言っている人もいます。

私からしてみれば、そんなに急ぐ案件、重要な案件だったら、連絡手段としてE-メールやLINEを選択するのは間違いで、電話で連絡をすべきであろう。
1日3回もチェックしてるのだから、十分のような気がするのであるが。。。

このあたりも、人によって、世代や環境によっても、感覚が違うようです。

情報を自ら遮断した、孤高の天才

イチロー選手は、一切スポーツ紙に目を通さなかったといいます。
実は、イチロー選手がスランプになったとき、その原因のほとんどは、技術的なスイングのまずさや、体調の不良ではなく、周りからの雑音による精神的なストレス・重圧であったということを述べています。

あの天才イチローですらそうだったのです。

つまり情報はいろいろ入ってきて便利なのですが、間違った情報、いわれのない情報に混乱してしまうリスクもあるということを理解することが大切です。

天才イチローは、バッターボックスでも過去の相手ピッチャーのデータは無視しているそうです。
イチローのように感性で打つ天才バッターからすると、過去のデータは、邪魔でしかないようです。

多くのバッターは、ピッチャーのクセや持ち玉を研究し、球筋の軌道を頭にたたき込んで、バッターボックスに向かい、ストレートを狙おうか、カーブを狙おうか、内角に山を張ろうか、次は外角かもしれないと模索します。

これに対し、イチローは、そういうことは考えず感性で打っているようです。
もちろん、ある程度は相手ピッチャーの球筋は頭に入っているのでしょうが、新しい球を覚えたピッチャー、初めて対戦するピッチャー、変則的なフォームで1球1球、球の出所からして違えてくるピッチャーもいます。

このようなピッチャーには、あまりデータなどは通用しません。
去年と同じとは限らないのですから。