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たかがゲン担ぎ、されどゲン担ぎ

『ゲン担ぎ』というとどう思われるでしょうか。
中には、そんなものあるか! 科学的に考えたら全くのナンセンスだよ。そもそも因果関係がないじゃないか!なんていう人もいるでしょう。
ゲン担ぎは、一種の今はやりのルーティーンも、ゲン担ぎの一種と言えるでしょう。

イチロー選手もやっているゲン担ぎ

例えば、イチロー選手などは、球場ごとに、トイレの洗面器の右を使うか左を使うか決めていたり、ウエーティングサークルからバッターボックスまでの歩数も毎回同じ歩数に決めていたりします。

ルーティーンといえば、ラグビーの五郎丸選手で有名になりましたが、このものを始めるときの儀式ともいうべきルーティーンをやることによって、気持ちが落ちついて、余計なところに力が入ったり緊張したりしないといいます。

また、その儀式をやることで、よし!頑張るぞとか、集中するぞといったようなスイッチの役割も果たしています。
この儀式は、五郎丸選手やイチロー選手をみていると、型にはまっていて、みんなマネをする人もいますが、ちょっとした簡単なことでも儀式になります。

ルーティーンは行動のスイッチになる

例えば、勉強を始めるときは、珈琲を左手で持って飲むといったようなことでも、これは意識となり、条件反射となります。
珈琲を左手に持って飲むと、脳が「よし! 勉強をはじめる時間だ!」というようになり、活性化してきます。

そんなことで変わるかと思う人もいると思いますが、だまされたとおもってやってみると良いでしょう。
一流と呼ばれている選手の多くは、このルーティーンをもっています。

会議の前に歯を磨くとか、顔を洗うというようなことをルーティーンにしている人もいます。

またゲン担ぎは、ルーティーンとは少し違うのかもしれませんが、例えばイチロー選手の話では、球場の自販機でジュースを買うことがあるのだそうですが、例えばその自販機に3つの種類のものがあったら、とりあえずは一番左のものを買って、その試合に負けたら、次のときは真ん中のジュース、それでもダメだったら一番右のジュースを買うらしいのです。

イチロー自身は、このことについて、ホント嫌になるんですけど、したくないんだけど、やっぱりやっておかなきゃというのはあるそうです。

あれだけの一流の選手になってもそういうところがあり、メンタル・精神面が競技に表す影響というのも、それだけ大きいということをわかっているのでしょう。
これは何もプロ野球だけのことではなく、一般の学校やビジネスの社会においても、共通する部分があるのかと思います。

理論的に選択しているつもりでも、心の片隅でゲン担ぎ

今日は、取引先との商談だから、勝負として赤のネクタイをしていこうとか、いやいやクールで誠実なイメージを出したいから青のストライプのネクタイをしていこうとか、こういったことは、自分が心理学の本を読んで、理論的に選択しているようにも思いますが、本当にプレゼンの内容と自分の人柄に自信があるのであれば、ネクタイの色なんかは気にしないでしょう。

ピンクのネクタイでも商談に勝つ自信はあるけれど、もし何かあったらあとで後悔しないためにも、青のネクタイをしていこうとなるわけです。