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昼下がり眠くなったことはない、それは怠け者だからだ!はウソ?

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昼寝したくなるのは当たり前! けして責められることではない

昼下がりのうとうとは気持ちいい

昼食を食べた後の午後の授業、すごく眠くて居眠りをして先生に注意されたことがある人はいないだろうか。

 


会社で、昼休みが終わって、午後2時ごろすごい睡魔に襲われて、ウトウトとして上司にどつかれたなどという経験はないだろうか。

「いえいえ、私はそんな不真面目ではありませんので、そんなこと1回もありません。!」という人でも、昼食を食べて午後2時ごろは眠くなるはずです。

今や昼寝を導入する会社も出てきている

ビズリーチが行ったアンケート調査によると、勤務時間中の昼休みに昼寝をしているかどうか1994人にうかがっています。
その結果、昼寝をしたことがない人の割合は、50%となっていました。

さらに昼寝をしたことがある人に、昼寝は頭がすっきりするなどの効果があるかどうか尋ねたところ、非常に効果がある又は少し効果があると回答した人が97%となっています。

さらにオウチーノが職場での昼寝に関するアンケートを20~39歳の首都圏の若手社員552人に対して行っています。
その結果、若手社員の半数以上が会社で昼寝をするという結果になり、時間的には、「5分以内」が7.6%、「~10分以内」が18.7%、「~15分以内」が29.2%、「~20分以内」が21.3%、「~30分以内」が14.6%、「~40分以内」が5.1%、「~50分以内」が0.3%、「~60分以内」が1.3%、「60分より長い」が1.9%となっています。

そんな中、今や昼寝を導入する会社も出てきているほどです。

人間が昼下がり眠くなるのは、ごく自然なこと

実は、私たち人間の体内時計は視交叉上核(しこうさじょうかく)、略名SCNと呼ばれる神経細胞の集まりによって決定されているのです。
SCNは、脳の視床下部にある非常に小さい領域で、哺乳類の概日リズムを統率する時計中枢としての役割を担っているところです。

そしてSCNは視神経とつながっていて、SCN細胞が光に反応するようになっていて、朝の光を感知すると、SCNは体温や心拍数、血圧を上げるのです。

朝、体温が上がってくることにより、だんだんと記憶力や集中力が研ぎ澄まされていきます。
これは、人間の認識能力が昼近くに最高潮になる傾向があるということの説明にもなるでしょう。

昼下がりに眠くなることは自然なこと

人間の1日のリズムの中には、午後の法則というものがあります。
これは何かというと、私たち人間が眠りたいという欲求が一番高まるのは午前2時から4時の間と言われています。
そして、それに続いて眠りたいという欲求がほぼ同じくらい高いのが午後2時から3時だったのです。

昼下がりに眠くなることはけして恥じることではありませんし、ましてや、怠け者だから眠くなるわけでもないのです。
人間ならごくごく当たり前の生理作用であり、もし、昼下がりに眠く感じたことがないという人がいるのであれば、それはウソつきです。

勉強や仕事の効率を上げるということで考えると、昼寝は有効であり、昼下がり眠いのに無理して頑張って勉強したり仕事したりするくらいであれば、20分程度昼寝をして、すっきりとした頭で勉強や仕事にとりかかったほうが、効率的で成果もあがるでしょう。