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健康・美容・賢脳

健康・美容・賢脳に関連したポータルとして、知識や情報、トピックスを提供していきます。

漢方薬の生薬としても使われる、主食のお米

医食同源の中国

お粥というと、胃腸に負担をかけない病中・病後の食事というイメージがありますが、日本でも、最近はお粥専門店があったりして、いろいろなお粥を楽しむことができます。
米も、普通の白米以外に、玄米粥や五穀米も選択することができるようになっていたりします。
医食同源の中国では、普段主食としている穀物の米、雑穀、豆類にも薬効があるとしています。

漢方薬になっているお米

中国では、お米を粳米(こうべい)という生薬として使っていたり、またお粥に入れられるハトムギはヨクイニンという生薬になっています。
粳米(こうべい)は、健胃、滋養強壮に用いられ、また下痢、腹痛、食欲不振などにも用いられる生薬で、麦門冬湯、白虎加桂枝湯、白虎加人参湯といった処方にも使われています。
粳米(こうべい)は、イネ Oryza sativa Linne のえい果で、読み方を変えると、正にうるち米となり、玄米そのものになります。

米にまつわる豆知識

米というと思い出すのが、ビタミン剤などに含まれているγオリザノールですが、これは自律神経を整える効果、美肌効果、更年期症状を緩和する効果、血中脂質を改善する効果などがあり、医薬品や化粧品に多く利用されています。このγオリザノールは、実は米ぬか特有の成分なのですが、名前の由来が、イネ属 Oryza から来ています。

イネ属の Oryza は、そもそもがギリシャ後のオリュザから来ていて、これがいろいろな言語に派生していき、ドイツ語では Reis(ライス)、フランス語では riz(リ)、イタリア語では riso(リゾ)となります。
料理によく出てくるリゾットは、米の riso から派生したと考えられています。

レトルト米の開発

最近ではスーパーに行くと、レトルトのお粥が売られています。
お皿にあけて、数分電子レンジでチンするだけという手頃な食べ物ですが、ここにはジャポニカ米だけでなく、インディカ米を多く含まれているものが多いといいます。

お米のタンパク質成分には、グルテリンという膨潤し消化されやすいタンパク質と、プロラミンという膨張しにくく消化されにくいタンパク質があります。インディカ米は、膨張しにくく消化されにくいプロラミンを多く含んでいます。

ジャポニカ米だけでお粥をつくってしまうと、長時間煮詰めることによって米の形がすべて崩れやすくなってしまいます。それを防ぐために、インディカ米を入れたり、インディカ米とかけあわせた品種のものが、お粥のレトルトには好んで使われています。

プロラミンの分布や顔料が、お粥のおいしさに関係しているようです。