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ニュアンスまで考えると、意外に難しい日本語化英語 | 賢脳

英語の中には、既にカタカナになっていて、日本語として普通に使われている言葉、つまり日本語化して英語はいっぱいあります。

たくさんある日本語化した英語

例えば、ホテル、レストラン、マーケティング、ショッピング、アダルト、アドバイス、ホテル、エネルギー、イベント、ボランティア、プログラム、アルバム、アナウンサー、デザート、チョコレート、エアポート、メッセージ、アイデア、コメント、ダメージ、パレード、チャレンジ、インターバル、キャリア、マネージャー、バランスなど、あげればキリがないほどたくさんあります。

こうした単語は英語を学習する上で、覚えやすく非常にありがたいものです。

しかも最近では、ロジック、エステート、クリエイティブなど、日本語の会話の中でも、英語をよく使うようになってきているので、そうした面からも昔に比べて英単語に接する機会が増えてきているのかもしれません。

わかりにくい日本語化した英語

日本語化した英語といっても、その発音を聞いたとき、日本語に結びつきにくいものも中にはあります。
アクセントが違っていたり、発音がまったく違っていたりするために、このようなことが起こります。

アルコール(álcohol)、アレルギー(állergy)、ビタミン(vítamin)などは、なかなか発音を聞いただけでは、わかりにくくなっています。
ワクチン(vaccine)などは、目をつぶって発音だけを聞くと、下手すると、「バク転」とか「バックシーン」みたいに聞こえてしまいます。

スペルも、ワクチンなので、”w”から始まるような感じなのも、わかりにくくなっている理由でしょう。

英語と日本語、意味は同じでもニュアンスが違う

英語と日本語、使われている環境やら人種が違うので、だいたいの意味は同じでも、ニュアンスが違うというものもあります。
そのいい例が、プライド(pride)です。


広辞苑(国語辞書)
「プライド」:誇り、自尊心(自分の尊厳を意識・主張して、他人の干渉を受けないで品位を保とうとする心理・態度)

Concise Oxford English Dictionary(英英辞書)
「pride」:名誉に値する何かを達成したり、仕事や物の室、あるいはそうしたものを所有していることから得られる深い歓喜や満足の感情

「プライド」と「pride」の違いがわかったでしょうか?

日本語の「プライド」は、他人の視線を意識したものであるのに対して、英語の「pride」は本人の感情が中心にあります。
つまり「プライド」は他人の視線をきにしながら、自己主張をして面目やメンツを保つということで、そのプライドは他者の存在によって相対的に規定されるものになります。

英語の「pride」は、自分に尊厳を感じる、また尊敬を集めることで喜びを味わうことです。
わかりやすく一言で言うと、尊厳の「pride」、メンツの「プライド」といった感じになるのでしょう。

やはり、文化が違ったり、環境が違ったりすると、こういった違いは難しいものなのかもしれません。