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食欲がなく、やせてきている場合は、うつかもしれない

食欲不振で痩せてくると、体のどこか悪いのではないかと思ったりしますが、何かの病気である可能性があるので、まずは内科を受診して原因を調べてもらうことが大切です。

検査で異常がなければうつの可能性もある

しかし検査をした結果、どこにも異常がみられない場合があります。
場合によっては、内科から精神科を紹介してもらったりすると良いでしょう。
多くの人は、精神科と聞くと、抵抗がある人もいます。ましてや食欲がなくやせてきていることに対して、「自分はうつかもしれない」とは考えない人が多く、ほとんどの場合は精神科を受診しません。

うつに抵抗がある人

多くの人は、「自分はうつにはならない」、「うつになるのは弱い人間だ」と考えているため、「自分はうつだから」と考え、精神科を受診するという行動にはでません。
もし、家族に、食欲がなく、やせてきて、しかも内科でどこも異常がないという人がいた場合、「たぶん、うつかもしれないから、精神科で診てもらったほうがいいよ」なんて言ったら、なおさら抵抗して行かなくなってしまうかもしれません。
「ストレスもあるみたいだから、専門家に相談してみたら」、「知らないうちにストレスが溜まっているのかもしれないわよ」というような言い方のほうが良いでしょう。
どうしても、「精神科」、「うつ」という言葉に抵抗を示す人は意外と多いものです。

うつと間違われやすい軽度の認知障害

MCI(軽度認知障害)の場合は、約半数の人がうつ状態になるとも言われていますが、これは認知症の初期には意欲の低下が目立つためで、うつとの見分けが難しくなっています。
認知症だと思われても、うつ病として治療可能といったケースもあります。

うつになりやすい糖尿病・高血圧の人

糖尿病や高血圧の場合は、うつ状態が現れることがあり、さらに治療で使っているステロイドなどの薬によりうつ状態が引き起こされることもあります。

無趣味な人はうつになりやすい

熟年期になり、会社も退職すると、時間をどう使って良いかわからないという人もいるようです。
趣味がある人は、その趣味に打ち込むことができますが、仕事一筋だった人は、人と話す機会も少なくなり、うつになりやすくなってしまいます。
趣味があった人でも、体の衰えとともに、昔のようにはできません。しかし、本格的な登山が趣味だったのであれば、低山ハイキングにしたりすることによって十分に楽しむことができます。
とにかく、何かの趣味をもって、それによって周りの人とつながっていくのが良いことです。

将棋や囲碁でもいいですし、ゴルフでもいいでしょう。麻雀でもいいので、なんらかの趣味を持つことが、熟年世代のうつを防ぐための重要なポイントになります。