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尿療法、おしっこを飲んで効くの?

尿療法とは、文字通りおしっこを飲んで(飲尿して)、身体のさまざまな症状を改善していくというものです。
尿を飲むという行為ですので、人によってはかなり抵抗があるかもしれません。
通常は朝一番の尿をコップ1杯分、飲尿するのが標準的なやり方になっています。

意外にも国際的に行われている尿療法

尿療法は、すでに米・英・独・仏といった欧米諸国はもちろん、中国、インド、台湾、中東、オセアニアなど全世界的に行われています。ドイツでは1988年に尿療法に関して尿の健康増進効果について放送されています。
日本でも医師で尿療法を推奨している人もいて、日本医事新報という医学雑誌にも医師が自分自身の尿療法体験を記載しているほどです。

おしっこ飲んで、汚くないの?

おしっこを飲むなどというと、人によっては変なSMプレイを連想してしまう人もいるかもしれません。だいたい、いらなくなったから体外に出ているものなのに、それをわざわざもう一度、体内に取り込むことはないだろうという声もあります。それよりも、おしっこはトイレにするもので、汚いもの、衛生面で問題があるんじゃないの?という人もいるでしょう。
おしっこは膀胱炎になっていたり、尿道感染を起こしていなければ、便とちがってきれいなものです。尿のもとになっているものは、私たちの血液であって、血液の一部、腎臓でろ過されたものが尿となるわけですので、衛生上は問題ありません。
以前、ヨットの遭難事故が起き、29日間も海を漂流して、その間、次々を命を落としていった中で、唯一生き残った人は、尿を飲んでいました。つまりそんなに体力が弱った人でも、生き延びることができたということは、逆にいえば、尿は害にならなかったということを証明しているのかもしれません。

尿療法でどんな病気が治るの?

とにかく、報告されているものを列記してみると、次のようになります。

●精神的疾患 : うつ病更年期障害パーキンソン病心因性の病気
●老化現象 : 頻尿、白髪、前立腺肥大、性的不能など
●視覚器疾患 : 這うk内相、視力低下、緑内障などいろいろな眼病
●耳鼻咽喉疾患 : 耳鼻疾患や咽喉疾患
●歯科疾患 : 歯槽膿漏など
●呼吸器疾患 : 喘息、気管支炎、結核性疾患などの呼吸器疾患
●消化器疾患 : 胃潰瘍腸炎潰瘍性大腸炎など
●循環器疾患 : 心臓疾患、心筋梗塞狭心症不整脈、高血圧、低血圧など
●肝臓疾患 : 各種肝炎、肝硬変など
●アレルギー性疾患 : 花粉症、じんましん、アトピーなど
●泌尿器疾患 : 膀胱炎、腎臓疾患、結石症など
●内分泌異常 : 糖尿病、膵臓疾患、ホルモン分泌異常など
●各種の痛み : 腰痛、筋肉痛、神経痛などの身体各所の痛み
●新生物疾患 : ガンや筋腫など
膠原病 : リウマチ、紅斑性狼瘡など
●婦人科疾患 : 不妊症、膣口びらん、その他の婦人病
●皮膚病 : 水虫、いぼ、ポリープ、乾癬など
これ以外にも、血友病のような遺伝性の病気が軽快したりというケースもあります。

ありとあらゆる病気に対しての効果が報告されています。

尿療法 驚くべきこの効果

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実は、尿を飲んだことがない人はいないという驚くべき事実

みんな、尿を飲んだことがあるんだよ、尿を飲んだことがない人なんていないんだよというと、かなりショッキングに聞こえますが、これは事実です。
いやいやいや、そんなはずはない、俺は自身をもって、生まれてこのかた、おしっこなんていっさい飲んだことなんかないぞという人もいるかと思います。
でも、みんな胎内で羊水の中にいるとき、尿を羊水の中に排泄しています。そして胎児はその羊水を飲んでいます。
つまり、胎児の時に、自分の尿を飲んでいるということになります。

なぜ、尿を飲むと身体にいいのか?

さあ、理屈っぽい人、俺はだまされないぞ!という人は、それじゃ尿はなんでいろいろと身体に効くんだよ!と思うことでしょう。しかし、残念ながら、はっきりとしたエビデンスはありません。しかし、尿で症状が改善したという多くの報告があるのも事実です。
漢方薬を無理やり西洋医学のメカニズムに当てはめて説明しようと思ってもできないのと似ているのかもしれません。複雑でいろいろな成分が含まれている漢方処方、どの成分がどう効いているかなどと証明するより、中国何千もの歴史の英知と経験で、治っていると言われてしまえばそれまでで、実際にそれで効果があったからこそ、いまでも漢方医学というものは残っていると言えるでしょう。もちろん、漢方の場合、中医学という理論はありますが。
尿は無菌で、血液からろ過された後に、9割以上が腎臓で再び吸収されて血液に戻っていくものであり、尿素、ウロキナーゼ、表皮増殖因子、成長ホルモン、赤血球生成因子、性腺刺激ホルモン、カリクレイン、アラントイン、トリプシンインヒビターなどの生理活性物質も含まれています。これらの生理活性物質が何らかの作用をしているのかどうかはわかりません。
のどのリンパであるワルダイエル扁桃リンパ輪と呼ばれる白血球造血巣は、鼻や口から入ってくる病原菌や、ろ過された血液に含まれる不要な成分を多く含んだ尿の臭いを識別し、これを消化するマクロファージや産生される免疫グロブリンAが活性化する免疫機構がつくられるから、尿を飲むといろいろな症状が改善されるのではないかという推測もあります。
しかしいずれも推測されるというレベルのもので、今のところ、これだというはっきりとしたエビデンスがあるメカニズムはわかっていません。

いずれにしろ、無害であり、身体にとって改善効果が期待できるというのであれば、メリット・デメリットを考えると、そのデメリットは、尿のまずさということになるのでしょう。

尿療法バイブル―あなた自身がつくりだす究極の良薬

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尿って本当にまずいの?

尿はまずいかどうかは人の主観にもよりますし、体調によってもしょっぱくなったり、苦くなったり、ほとんど味を感じない場合もあります。
また、糖尿病の人ですと、本当に尿が甘かったりするようです。
海水のように塩辛いと言う人もいます。
しかし、けっして飲めないほどまずいというものではありません。慣れてしまえばぜんぜん苦にならないでしょう。