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単なる数字からではわからない真の情報を得る力

この世の中は、いろいろとビジネスをやる時に、数字というものが結構説得力をもったりします。
数字を出されると、妙に説得力を感じてしまったり、なんか論理的だなという気になってしまったりするものです。

単なる数字を信じすぎるな

確かに、しっかりとした情報に基づく数字には、それなりの論理的にものごとを考えるための情報になりますが、単なる数字は真の情報とは言えないというのも、これまた事実です。

戦国時代にみる数字という情報

日本の戦国時代、全国各地で武将たちが戦いを繰り広げていますが、よく少数の軍勢で大軍を破ったなどという武勇伝があちらこちらにあります。
その中でも有名なのが、天下統一を果たした織田信長と、今川義元との桶狭間の戦いではないでしょうか。

桶狭間の戦いの兵力を数字で比べてみると、織田信長軍は約3,000人、対する今川義元の兵は30,000人、なんと今川義元の兵のほうが10倍もある大軍であった。しかしその結果はみなさんもご存じのとおり、織田信長軍が今川義元軍を破り、大金星をあげたのです。

10倍もの兵力差がありながらと思いますが、まさに兵力で勝っているといって、それがそのまま勝利に結びつくものではないということです。

もちろん大軍側が有利は遊離ですが、的確な敵情判断によって、敵に優る圧倒的な兵力を要事に要所に集中させることにより、結果が違って来る。

桶狭間の戦いでも、織田信長軍は、今川義元軍を分散させて攻略していきました。
つまり敵の情報をしっかりとつかみ、それに対してしっかりとした謀略を用いることによって勝利したのです。

孫子の兵法にも書かれている大軍への戒め

孫子の兵法にも大軍に対する戒めがある。
『兵は、多きを駅ありとするには非なり。ただ、武進する無かれ。』
どういうことかというと、戦争においては、単なる数字は何の利益ももたらしはしない。
それ故に、兵力の優性だけに依存した漫然たる進撃を行うことは誤りであると説いています。

ビジネスの世界にあてはめてみる

さて、これをビジネスの世界に当てはめてみると、ずばり中小企業の真価を数字だけで判断するのは良くないということである。
社員数十人の企業が大企業に変わって、業界トップの製品シェアを奪ってしまうというようなことも起きています。
よく売上高、利益、資産といった数字で会社を判断してしまったりする。もちろん大企業のほうが安心できるからというのはあるでしょう。
しかし、そういった紙の情報でなく、実際に自分の目で確かめるということも大切なのでしょう。
これは人間に対しても言えるでしょう。
勤めている会社や、学歴だけで判断してしまうのは、大きな誤りです。