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お茶でないお茶、杜仲茶・ドクダミ茶・カキの葉茶

お茶と言えば、緑茶、そして紅茶や麦茶、ウーロン茶といったものが代表選手ですが、それとは別に、特にお茶とは関係ありませんが、植物の葉や実をつかって煎れられる健康茶というものがあります。
代表的な健康茶について、ご紹介していきます。

杜仲茶

杜仲は、野生では中国南部にしか見られない落葉樹で、杜仲の樹皮は五大漢方の一つといわれて、不老長寿の強壮薬として古くより珍重されてきました。
日本にも、奈良時代から平安時代にかけて伝来したといわれており、現在では杜仲は日本でも栽培されています・

杜仲茶は、若葉を乾燥させてもおで、高血圧や動脈硬化の改善作用があり、また鎮痛作用もあるとされています。
血圧を下げる成分としては、ポリフェノール配糖体の一種であるピノレジノールジグルコシドという成分があります。
さらにダイエット効果もあることから肥満の人にも人気が高くなっています。
実際に、動物実験では体重増加抑制効果や内臓脂肪の蓄積抑制効果が認められています。
杜仲に含まれるポリフェノール配糖体であるゲニポシド酸には、記憶力低下を防ぐ作用もあると言われています。
その他にも、リグナン類にあたるシリンガレジノールジグルコシドが、精力・疲労回復に役立つと言われています。

ドクダミ

悪臭成分であるデカノイドアルデヒドという抗菌作用がある成分を含有していることから「毒溜め」と呼ばれていたものが、ドクダミに成ったと言われていて、主に抗菌、抗カビに使ったり、体の毒や熱を排出するデトックス効果を期待して使われたりします。
具体的には、インフルエンザなどの感染症の予防や便秘、ニキビ、吹き出物などに効果的で代謝を促進する効果も期待されています。

また、ポリフェノールの一種であるクエルシトリンには利尿作用があることから、むくみや膀胱炎などの改善に用いられます。

カキの葉茶

柿の果実は、秋の代表的な味覚として美味しいのですが、葉のほうもカキの葉茶として若葉を乾燥させたものが使われています。
柿の葉は、ビタミンCが豊富で、その量はレモンよりも多いと言われ増す。
還元作用があるビタミンCが豊富にあることから、カキの葉茶は、美肌に効果的と言われています。

カキの葉茶の作り方

カキの葉は採取してから1時間以内に熱湯にて2分ほど浸し、酵素の働きを止めることが大切です。
それからすぐに氷水にいれ、1分ほど浸したらザルにあけます。ビタミンCは熱に弱いのでできるだけ手際よく行います。
葉を広げて、1~2日乾燥させれば、柿の葉茶のできあがりです。
ポイントは、スーパーなどで買ってきた柿についている葉ではダメということです。
葉は採取して1時間以内に熱湯に浸すことで酵素の働きを止めることが大切なのです。