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風邪は万病の元! 風邪症候群のケア

寒くなり空気が乾燥してくる季節になると流行してくるのが風邪症候群です。
風邪の原因となる細菌やウイルスは200種類以上と言われているため、1回風邪をひいて免疫ができても、別の種類の細菌やウイルスによりくり返して風邪をひいてしまいます。

風邪をひく主な原因とは

風邪をひく原因は様々ありますが、まずは風邪をひく原因の要素として考えられるのが、細菌やウイルスによる感染です。
風邪をひいている人から飛沫感染によって細菌やウイルスが体内に入り込み、風邪症候群となります。
それ以外では、栄養不足も風邪をひきやすくする要因と言えるでしょう。栄養不足となることによって体の免疫力が低下してしまうからです。
また睡眠も風邪をひきにくくするためには重要な要因です。栄養と同じように、睡眠不足をすると体の抵抗力が低下してしまうため、風邪をひきやすくなります。
さらに風邪をひきやすくする要因としては、寒さや暑さといった温度変化が環境的要因としてあげられます。季節の変わり目や、寒くなり空気が乾燥してくると風邪をひきやすくなるのはこのためです。これも急激な環境変化によって体に負担がかかるため、風邪症候群になりやすくなります。

風邪症候群と風邪とはどう違う

風邪症候群とは、風邪の症状をもっている風邪だと思われる症状がある状態です。平たくいうと、いわゆる風邪であり、いろいろな原因で起こってくる呼吸器の急性炎症性の病気の総称と言えます。

風邪のさまざまな症状の原因とは

風邪をひくと、いろいろな症状が出てきます。熱が出たり、鼻水が出たり、咳が出たりといろいろで、市販の総合かぜ薬を買って「効能」をみても、次のように風邪の11の諸症状が記載されています。

風邪の次の諸症状の緩和 : 発熱・悪寒・くしゃみ・鼻水・鼻づまり・せき・たん・のどの痛み・頭痛・関節の痛み、筋肉の痛み

いろいろな症状があるようですが、これは全て風邪の細菌やウイルスに感染したことにより、炎症を起こしたことによるもので、症状がでる場所によって症状がいろいろと現れてきます。

鼻の粘膜で細菌やウイルスが増殖すると、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状が出てきます。
炎症がのどの粘膜で怒ると、のどの痛みとなって症状が現れます。
病変が気管や気管支になると、咳や痰といった症状となります。
さらに全身症状としては、発熱・悪寒・関節の痛み、筋肉の痛みといったものが現れてきます。

たかが風邪、されど風邪、万病の元の風邪に要注意

風邪なんて、薬を飲まなくても放っておけば治るものと、たかをくくってしまいがちです。
確かに、特に薬を飲まなくても、普通の風邪ならば放っておけば数日で症状も和らいできます。
しかし、特に高齢者や乳幼児、さらには糖尿病などの慢性疾患がある人は、風邪が原因で合併症を多し、肺炎や多発神経炎、ライ症候群、髄膜炎、筋炎、心不全といった合併症をまねくおそれもあり、また、腎炎や糖尿病の悪化にもつながります。
たかが風邪だとあなどらず、しっかりと休養をとり、早めにしっかりとケアし治すことが大切です。

風邪の予防と治療にできること

日常生活の中でも、風邪の予防や治療として工夫できることがあります。

規則正しい食事と十分な休息

毎日の生活は、なるべく規則正しく守ることが風邪の予防につながります。
寝不足や過労に注意し、栄養をしっかりとり、不規則な生活をなるべくしないようにします。

寝るときは温かくして夜更かししない

風邪の治療の基本は、安静にして体の回復力を高めるのが基本です。
風邪の9割はウイルスによるものなので、抗生物質を飲んでも効きませんし、市販の風邪薬を飲んでも、一時的に症状は抑えてくれるものの風邪を治すわけではありません。
特に熱がある場合は、それだけ体が消耗しているので、できるだけゆっくりと休養をとるようにします。
風邪のひきはじめは温かくして、入浴は控え、しっかりと睡眠をとるようにします。
加湿器などで乾燥を防いで、室温は18~20℃ぐらいにすると良いでしょう。ときどき寒気も忘れずに。

食事は消化がよく水分が多いものを

風邪をひいた場合は、消化力が落ちているので、消化されやすいもの、そして脱水症状にならないために、水分が多いもの、さらには体を冷やさないように温かいものを摂ることがお奨めです。