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健康・美容・賢脳

健康・美容・賢脳に関連したポータルとして、知識や情報、トピックスを提供していきます。

温かいペットボトルが、肌の乾燥を防ぐ! タイトジャンクションとは

肌が乾燥する季節、乾燥肌の原因には、肌の温度低下が関係していることが最近の研究で明らかになってきています。
皮膚は、表皮と真皮に分かれていて、表皮は表面から順に角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれています。
基底層でできた細胞は、新陳代謝によりだんだんと皮膚表面に移動していき、基底層細胞から、有棘層細胞、下流層細胞、角質層細胞となり、最終的には古くなった角質つまり垢として剥がれ落ちていきます。こうして肌は生まれ変わっていきます。

角質だけでない、肌の乾燥のカギを握る場所とは

私たちが化粧品で保湿ケアをする部分は、皮膚の一番表面の角質層の部分で、保湿のことを考えたとき、よく言われるのが肌バリア又は角質バリアなどと呼ばれています。
もちろん、乾燥肌と角質バリアは深く関係していて、保湿においても角質バリアは非常に重要なってきます。
肌の乾燥、保湿と深く関係している角質層ですが、そのすぐ下にある顆粒層も肌の乾燥・保湿と深い関係があることがわかってきています。
この皮膚の顆粒層には、タイトジャンクションと呼ばれるしくみがあるのです。

タイトジャンクションとは

タイトジャンクションは、日本語では、密着結合と呼ばれたりすることもあります。
タイトジャンクションは、表皮の顆粒層と顆粒層の結合に存在しています。

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構造的には、マジックテープではなく、ジップロックのように細胞膜間を密着させて細胞と細胞の隙間を塞いで、物質の透過を制限するバリアになります。
つまり、水分の通過もブロックしてくれるので、肌の水分の蒸発を防いでくれることになります。だからこそ、乾燥肌・保湿と深い関係があるのです。
顆粒層の中でも、表面から2層目のSG2細胞のみにタイトジャンクションが存在するとされていて、ここで細胞間を通る物質の移動が制限されることになります。

肌の乾燥を防ぐには、肌の温度を28℃以下にしないことが重要

肌の乾燥を防ぎ、保湿効果を十分にあげるためには、肌の温度を28℃以上にすることが大切です。
逆の言い方をすると、肌の温度が28℃以下になると、肌から水分が蒸発して乾燥肌になってしまいます。
これは、肌の温度が28℃以下になると、タイトジャンクションがゆるみ、顆粒層の細胞と細胞の結合がゆるくなり、水分がそこを通過できるようになってしまうからです。
そうすると、皮膚の奥で保たれていた水分が、どんどん肌の表面から蒸発していってしまい、肌がカサカサになり乾燥していってしまいます。

室温が5℃になると肌の温度はどうなるのか

室温が5℃になると肌の温度はいったいどうなるのだろうか。
室温が5℃のところに5分いると、顏の肌温度は33℃から21℃へ、手の肌温度は33℃から18℃に低下してしまいます。
これは28℃以下になっていますので、タイトジャンクションがどんどんゆるみ、肌の表面から水分が蒸発していってしまいます。

タイトジャンクションによる肌の乾燥を防ぐには

タイトジャンクションによる肌の乾燥を防ぐ工夫として、次のことがあげられます。

外出時は、マスクと手袋をすることで、手の肌温度の低下を抑制し、乾燥を防ぐことができます。
帰宅後は、ビニール蒸しタオルを当てると良いでしょう。

もし肌を熱いタオルなどで濡らしてしまうと、一時的には肌の表面が温まりますが、肌の表面についた水分が気化熱を奪い、逆に肌の温度を下げることにつながってしまいます。
水をしぼり、ビニール(耐熱性で電子レンジOKなもの)に入れ、封を開けたまま電子レンジでチンし、ビニールにいれたまま使うと、ビニール蒸しタオルになります。

あったかペットボトルが肌の乾燥を防ぐ?

温かいペットボトルが肌の乾燥を防ぐのに適しています。
使い方は、温かいペットボトルを、首のところに当てます。
首の部分は、太い動脈が通っていますので、ここに温かいペットボトルを当てることで、全身が温まり、全身の皮膚温度も上がっていきます。
そのことで、タイトジャンクションがしっかりとして、水分の蒸発を防ぎ、皮膚の乾燥を防ぐことができます。