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50歳になったら気をつけたい若年性認知症(どうやって見分ける?)

若年性認知症というと、早い人だと20代~30代で発症するというイメージがあります。
確かに、若年性の定義を18歳以上とするという場合もありますが、20代~30代で認知症を発症することは極めて稀なケースといっていいかもしれません。
若年性認知症というと、一般的な定義によると、65歳未満の人がかかる認知症をいいます。

若年性認知症になる確率

実際に、若年性認知症になる確率はどのぐらいあるのでしょうか。
厚生労働省の直近の統計によると、若年性認知症の罹患患者は、全国で37,800人となっていて、その平均発症年齢は51歳となっています。
しかし、実際にはこの倍は患者がいるのではないかともいわれています。

若年性認知症なの? 単なるど忘れなの?

よく年をとってくると、次のようなことはないでしょうか。
「ああ、この俳優さん! 名前なんだったっけな~。。。 ほら、この人、ここまで名前がでかかってるんだけど。。。」
若年性認知症の症状には、どんなものがあるのでしょうか。

若年性認知症の特徴

道具がうまく使えなくなる
計算ができない! 漢字が書けない
会話で「あれ」や「それ」などの指示代名詞が増えてくる

しかし、ただの物忘れの場合もあります。
若年性認知症かどうかはどうやったら見分けられるのでしょうか。

結論を先に言うと、一般の人では若年性認知症であるかを見分けるのは、簡単なことではありません。
専門医の診察が必要な場合もあるのです。

なぜならば、うつ病などでも、一時的に認知症と近い症状が出るといったケースがあり、素人が症状から判断するのは難しいのです。

若年性認知症を見分ける目安

それでも、なんか目安みたいなものはないのかなという‭人もいるので、一つの目安を示します。
それは、日常の生活に支障をきたしているかという点を一つの視点にすると良いかもしれません。

例えば、何か予定があったとして、その予定を忘れてしまうというような、うっかりはあるかと思います。
このとき、ああ!そういえば予定があったと、予定があったことを思い出せれば大丈夫です。
予定を入れたこと自体を思い出せないとなると、認知症の可能性が高くなります。

発症すると、完治は困難な若年性認知症

若年性認知症は、残念ながら、今の段階では、発症してしまったらそれを完治させることは難しいと言われています。
若年性認知症は、実際に発症するまでは何の症状も出ないので、発見が遅れてしまうということもありますが、早期発見できれば、早めの投薬治療により、病気の進行を遅らせることはできます。

若年性認知症を防ぐには

若年性認知症を防ぐには、知的活動をすることと、有酸素運動が予防につながるということがわかっています。
文章を書くといった知的活動を行い、有酸素運動を週に3回はするというようなことが予防につながっていきます。