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社会を悪くし、人間が異常なほどに過敏になったネットの匿名性の功罪

人間とは愚かな動物で、大抵が自分が正しい、自分が正義だと思い込んでいる節がある。
特に、ネット社会になって、それが激しくなってきた。

匿名でしか発言できない人が、自分は偉くなったと錯覚するネットの魔力

ネットは匿名でいろいろな意見を述べれるので、面と向かっては何も言えないチキンな野郎も、実名では何も主張できない人も、匿名ということで気が大きくなるのか、人を傷つけることなどおかまいなしに、言いたい放題の無責任である。

例えば、犯罪予告のように直接犯罪に結びつくようなことをすれば、それは警察の捜査監視対象にもなり得ますが、ネットでちょっと他人の悪口を書いたり、過激な意見を述べたぐらいではそんなことはありませんので、ついつい気が大きくなってしまうのもわからなくはありません。

挙句の果てには、弱者に対して、「馬鹿!、キモい、ウザい、死ね!」などと書きこんだりします。
まあ、こちらの素性を明かさないで、2チャンネルに書き込んだりします。
まあ、2チャンネルなんていうのは、ウソ八百の噂話や井戸端会議程度の根拠も内容な情報にあふれかえっていて、ネットをある程度やっている人は、まさか2チャンネルに書かれているような情報をすべて真に受ける人もいないでしょう。

しかし、だんだんエスカレートしていくと、悪口相手のブログやツイッターに匿名で書き込みをしたりして、そこで相手を傷つけるような書き込みを平気でするようになります。
書き込む方は、それでストレス発散になるのかもしれませんが、書き込まれた方はたまったものではありません。
ブログやツイッターに書き込みされても、ブロックしてしまえばいいですし、そういう書き込みをされても、所詮ネットで匿名の馬鹿な人間が負け犬の遠吠えでほざいていると思える人は良いでしょうが、それで落ち込んでしまう人もいるからやっかいです。

人間なんて所詮、やっかみ・ねたみの動物なので、どんなに善人で素晴らしい人でも、必ずよく思わない人間がいて、足を引っ張って野郎なんていう輩がいるのです。
多くの人に人気があると思われる、王貞治さんだって、錦織圭さんだって、高梨沙羅ちゃんだって、悪く言う人は必ず出てくるのです。

そういうものをいちいち気にする必要もなく、おお俺も結構有名人かな?ぐらいに思っておけばよいのでしょうが、中には気にしてしまう人もいるでしょう。

どうでもいい、無関係な人が盛り上がる異常なネット社会

正月に神社がベビーカーの客は自粛してくださいという看板をだしたところ、カナダ人が、日本はなんと冷たい国だというつぶやきをし、それに対して賛否両論、いろいろと議論が盛り上がったそうです。

これなども、人それぞれ意見があるものであり、また多数派の意見だから正しい、少数派の意見だから間違っているとも言えません。
ちょっと何かツイートしたり、ブログに書くと、すぐ炎上したり、インターネットがでてきてからの世の中は、過敏になりすぎているような気がします。

ベビーカーを使っている人に対する差別だ! 赤ちゃんが危ないからという親切心からなんじゃ? ベビーカーにつまづいて転びそうになった高齢者だっているんだぞ!  文句いうなら行かなきゃいいじゃん!
いろいろと意見があるようです。

はっきりいって、神社のベビーカーの話だって、そもそも初詣なんかいかない人には関係ない話だし、自分がベビーカーで参拝したというい人や、自分がベビーカーにつっかかってケガをしたという人でもなければ、どうでもいいことではないか。
いちいち、細かいことで議論するのは疲れる。
だいたい、そんなもの、神社が決めればいい話である。

我々がとやかく言っても変わるものでもないし、ましてや直接、損害を被っている当事者でもありません!

議論が楽しいというならそれでもいいし、いろいろな人の意見を聞きたいというのならそれでもいいが、自分の意見をこれぞとばかりに書き込み、さらに自分と違う意見の者を誹謗中傷するような書き込みをしているとするならば、そんな時間があったら、学生なら英単語の一つでも覚えたらいいし、ビジネスマンなら副業の一つでもすればいい。
人それぞれ意見があるんだから。

インターネットの負の遺産

要は、お互いに思いやる心を持てばいいだけの話である。
匿名で、他人を思いやれない想像力に欠如した人間が、無責任に他人を中傷誹謗しあっているのをみると、ここ数十年、人間のコミュニケーション能力が落ち、人間の性格が廃れてきているなと思うのだが、その原因は、不景気になっているということもあるだろうが、インターネットの負の遺産という部分も大きく影響しているような気がするのである。