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特に日本人は気をつけたい、危険な炭水化物ダイエット

炭水化物ダイエットというと、米やパンなどの炭水化物を一切摂取しないというダイエット法です。
炭水化物というと、米・パン・麺類・いも類など主な穀物・主食はたいてい炭水化物になっていますし、食事から炭水化物を抜いてしまうことは、かなりきついと感じる人も多いと思います。
特に、一切炭水化物を摂らないとすると、かなりの覚悟をもってやらないと長続きしないでしょう。

そもそも、炭水化物を一切摂らないということは、体に良いのでしょうか。
一度はやったことがある人、あるいは今やっている人もいるかもしれません。
糖質が肥満の原因として、その原因となる炭水化物をとらないというダイエット法ですが、炭水化物を一切摂らないという方法は、非常に危険であり、特に日本人は注意しなければなりません。

特に、日本人はもともと農耕民族で米(炭水化物)を主食としてきた人種であり、その炭水化物を一切摂らないという極端なダイエット法は、日本人の体には合いません。

日本人には危険すぎる炭水化物ダイエット

日本人と欧米人では代謝が全然違うと言われています。
日本人は欧米人に比べて、もともと糖尿病になりやすい体質であると言われています。
糖尿病の発症率を比較すると次のようになっています。

米食が中心の日系米国(ハワイ) : 18.9%
米食が中心の日系米国(ロサンゼルス) : 13.7%
日本人 : 9.1%
米国白人 : 6.6%

この結果からもわかるように、日本人と白人を比べたら、日本人のほうが糖尿病の発症率が高く、さらに欧米食をしている日系人は、日本人よりもさらに糖尿病発症率が高くなっています。

近年、日本で糖尿病が増えている理由は

日本で糖尿病が増えてきている理由は、糖分の取り過ぎというよりも、むしろカロリーの総摂取量に占める炭水化物の割合が減り、脂肪の摂取が相対的に増えたからだという指摘があります。
それに加えて、運動不足があります。

なぜ日本人は糖尿病になりやすいのか

日本人をはじめとした東アジア人は、インスリンの分泌量が欧米白人の1/4~1/2と言われています。
日本人は炭水化物の摂取量を減らすと、それによってブドウ糖が十分に確保できなくなります。
すると何が起こるかというと、ブドウ糖を確保するために、膵臓が一生懸命ブドウ糖を確保しようとインスリンを一生懸命分泌します。
しかし、それにより膵臓は次第に疲労して、その結果、インスリンが作れなくなってしまいます。
その結果、それほど肥満でもないのに、糖尿病になってしまったりします。

日本人が糖尿病を予防するには
従って、日本人が糖尿病を予防するためにも、極端に炭水化物を制限するのではなく、内臓脂肪を減らし、炭水化物をき9ちんと摂り、膵臓の機能を守ることこそ大切になります。