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バカを演じる賢者、賢者のフリをするバカ

 

よく「結局はバカを演じることができる人が成功する」といったようなことを言われたりします。 人間はある意味、自尊心があります。

人間の承認欲求

どんな人でも、ある程度は人から認められたいという承認欲求というものがあります。

SNSなどで、多くの人が情報発信する時代になりましたが、中には充実した日常を見せようと、工夫した写真やコメント、セレブのような写真を載せることで、そこについたコメントに一喜一憂したりしている人もいます。

しかし、実際とSNSでアップしている内容とのギャップに悩んだり、下手をすると実際よりもかなり盛っていたことがバレてしまい、格好悪い思いをするなんていうこともでてくるリスクもあります。

なめられてはいけないとの気負いが逆効果

交渉の場では、相手になめられてはいけない、最初が肝心なんだと、ビシッとしてスーツに、デキるビジネスパーソンを気取った立ち振る舞いをする人がいます。

とにかく交渉は最初が肝心、相手になめられるわけにはいかないと気合と入れてのぞみます。

最初は、コイツはできると思われ、一目を置かれたりして主導権を握ることができるかもしれません。

しかし、いざ商談が始まってみると中身が薄いペラペラの人間だったと化けの皮がはがれてしまい、形勢が逆転し逆に主導権を握られてしまうことになりかねません。

事実、最初に大きく見せられると、その分、それが虚像だったとバレたとき、実際よりも小さく見えてしまうのです。

わざとバカを演じる

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逆に、わざと自分をバカに見せる人もいます。

本当にバカがバカになってもバカなだけですし、人間は自尊心もあるので、バカを演じるというのは、それなりに自分に自信がなければなかなかできることではありません。

初対面のときに、緊張感のない挨拶をしたり、わざと鈍感な受けこたえをしてみせたりします。

すると相手は、これはくみしやすい相手となめてかかってきます。

しかし、商談にはいったり本題にはいるといきなり爪を隠していた鷹が爪を出すごとく、態度を一変しキリっとしてくるのです。

するとなめてかかっていた相手は虚をつかれ、ここで主導権を握ることもできます。

昼行燈のように見えていた人が、実は物事の奥深いところまで考えていて、いざというときにはとてつもない力を発揮するようなことがあると、それだけで一目を置かれるようになります。

もちろん、ある程度の実力がなければできませんが、時にはバカを演じるというのも商談や交渉をすすめていく一つのテクニックとなるのでしょう。