健康・美容・賢脳

健康・美容・賢脳に関連したポータルとして、知識や情報、トピックスを提供していきます。

なぜ中国人は、日本人と比べ、眼鏡をかけている人の割合が少ないのか

 

 生命エネルギーともいえる気を充実させ、そのめぐりを良くする気功には、目を健康にする視力回復気功があります。

気功の基礎は、まず気をためる準備となる気沈丹田(きちんたんでん)となります。

 

気沈丹田のやり方 

 

へそから指4本分(人差し指から小指までの4本の指をそろえた時の横幅)下がったところにあるのが、気が宿るところとされている下腹部の丹田になり、この丹田に両手の平を重ねて軽く当てます。この時、肩には力を入れず、指先・腕・肘の力も抜いてリラックスして行うのがコツです。

 

次に目を軽く閉じて、ゆっくりと息を口から、なるべく細く、なるべく長く、ゆっくりと吐いていきます。このとき、吐きながら温かいものがゆっくりと丹田に降りていくようなイメージを持ちながらやります。

 

息を吐き終わったら、今度は鼻から自然に息を吸っていき、これを2分ほど繰り返します。

 

この気沈丹田のやり方は、古来中国に伝わる導引術(どういんじゅつ)にもつながるものがあります。

 

目の健康と中国の導引

 

 

導引術自体が、丹田が熱く感じられるようになるまで訓練をして、丹田が熱く感じられたときに、その熱い気を全身のすみずみにまで行きわたらせるおとにより、病気を治し、体を強くするというもので、導引術を行うことにより、体の中に滞っている気や血の流れをスムーズにしてあげることで、病気の患部の炎症をしずめ、新陳代謝を促進し、体の正常な状態を回復させ、病気を治していくというものになっています。

 

導引で治る過程を、現代医学風に説明すると、導引を行うことで、私たち人間が本来持っている能力を最大限活かすことで、毛細血管を収縮し、血管組織の密度を高め、その組織を強化することで新陳代謝を促し、そのことで体が持っている潜在的な抵抗力を強化することで、慢性的な病気まで治していくということになります。

 

目の健康は、日頃からのケアが大切で、中国には近視の人は少ないと言われています。

考えてみると、日本人の多くは眼鏡をかけていたり、コンタクトをしていますが、テレビでよく中国の都市が映ると、確かに眼鏡をかけている人の割合が日本よりも少ない感じを受けます。

 

これは、中国では、例えば小学校において眼科専門医の指導のもとに、目のツボを押すなどの訓練・体操を行ったりするそうです。授業が終わると先生が、大きな声で号令をかけ、生徒たちが目を軽く閉じ、顔面の左右に手の平を押し当てて、親指の腹で眉や鼻のあたりを揉み始めるそうです。

 

子供のころからのこうしたものが、中国で眼鏡をかけている人の割合が少ないことにつながっているのでしょう。