太る食べ方 痩せる食べ方
高コレステロールも、高中性脂肪も、肥満の予防・解消が大切
コレステロールや中性脂肪の値が健康診断で高くでてしまい、いよいよ、コレステロールや中性脂肪を減らすため、重い腰をあげ、生活の改善と運動習慣で生活改善しようと、生活習慣改善に取り組みはじめます。
医者からは、肥満を治せば、コレステロールも中性脂肪も、それにつられて値が低くなっていくよ。つまり肥満の予防・解消がカギになるんだよと言われたりします。
なおさら、ポッコリお腹を押さえながら、ダイエットせねばと意気込み始めるのですが、ついつい食欲に負けてしまったり、疲れるので運動をさぼってしまったり。。。
これでは、なかなかうまくいきません。
肥満でっていいじゃないか! というわけにもいきません。 医師が指摘するように、肥満、とりわけ内臓の周りに脂肪がついた内臓脂肪型肥満は、糖質や脂質の代謝機能の異常を引き起こしてしまうからです。つまり、肥満を解消することが重要ということになります。
あなたの昼食、夕食の時間では、太りやすくなるのも当然?
昼食を14:00前後に、夕食を18:00前後に食べているという人は、どのくらいいるでしょうか。
もし、この時間に毎日きちんと食べれる生活をしている人がいるとすれば、あなたは肥満になりにくいという点からすると、かなりラッキーな食生活を送っていると思います。
実は、私たち人間の体の中には、BMAL1というタンパク質があり、こいつが遺伝子と結合して体内時計を調整しているのですが、このBMAL1は中性脂肪を溜め込む指令も出すこともします。
そしてBMAL1の強さは、1日のうちで変化していることもわかっています。つまり同じ食事をしていても、BMAL1の働きが強い時間に食事したのと、弱い時間に食事したのでは、脂肪の貯まりやすさ、太りやすさが違ってきます。
そして、BMAL1の作用がもっとも弱いのは14:00。 つまりこの14:00前後に食べれのが一番太りにくい、中性脂肪がたまりにくいということになります。
逆にBMAL1の作用がもっとも強いのが2:00。 つまり深夜の2:00に夜食だなどといって、スナック菓子をバリバリなんていうのは、肥満まっしぐらということになります。
理想論でいくと、BMAL1の作用が一番低くなる14:00前後に昼食を食べ、BMAL1の作用が強くなってくる前の18:00前後までに夕食をすませてしまうというのが理想です。
現代人は、こういった食生活をするのは至難の業といえるでしょう。
そして、BMAL1は、あなたの生活時間帯が朝型だろうが、夜型だろうが、1日の中でのBMAL1の働きの強弱はかわりません。むしろ、体内時計を乱すような生活をしていると、昼間になってもBMAL1のが働きが弱くならず、中性脂肪をためやすくなり太りやすくなってしまうということがあります。
夜遅くまで仕事で、夕食を食べるのが23:00、夜お腹がすいたからスナック菓子をボリボリというようなことを続けていたら、中性脂肪を溜め込みやすい、太りやすい体をつくっているようなものです。
これでは、いくら食べるものに注意したり、運動を一生懸命やっても、ダイエット効果は半減してしまいます。