人生を陽気に過ごしたい人の参考書
人生を陽気に過ごすための参考書
人生を陽気に過ごすために必要なもの
その一つに、『笑い』があります。 でもこの笑いにはいろいろな種類があります。
例えば、今8.6秒バズーカのラッスンゴラライというギャグがありますが、確かに滑稽な服装にぜんまい仕掛けのオモチャみたいに動いて、ラッスンゴレライといって動き回りガギャグをやる芸は、ウケているのかもしれません。
ある評論家によると、あの服装とリズムは、笑いをとるために計算しつくされているんだという人もいます。
ところが、開高健の『食卓は笑う』という本には、普通の日常会話の中での面白い小咄が満載されています。中には、アメリカンジョークみたいなものもあり、アメリカンジョークのセンスを鍛えたい人にもお薦めの本です。
人に話したくなるような、面白い小咄が満載です。
一発芸のようなものは、極端な話、タイミングさえ良ければ言葉がわからなくても笑えるものです。ところが、開高健の『食卓は笑う』に記載されているような小咄は、常識と知性と理解力がなければ、クスッと笑うことができません。
親父ギャクもひと工夫
オヤジがよく得意になってOLに無理やり聞かせて満足している親父ギャグとも違います。
参考に、親父ギャグも定番のものにひと工夫加える「かぶせ」という技術で、「おお! この親父、できる!」と思わせる? こともできます。
例としては
ふとんがふっとんだ
コットン(綿)コトンと落っこっとん?
石がストーンとすっ飛んだ!
電話に~ 出んわ!
ほ~ん(phone) 出ないんでチュね
まあ、定番で終わるかとおもったら、さらにそこからひとひねり。
笑いのツボがあった人には、単なる定番に比べて、笑ってもらえる確率が高くなるとは思いますが、所詮、親父ギャグ・駄洒落の域を出ていません。
駄洒落は嫌いだ!という人には、ウケないかもしれません。
言葉遊びによる笑い
言葉遊びということから言うと、これも私オリジナルなものなんですが、
A : さっき、ガソリンスタンドに行ったんだけど
そこでバイトのお兄さんと世間話をしてたんだ。
そしたら、店長がメチャ怖い顔をしてでてきてこう言うんだ。
店長 : おい! そこで油を売るんじゃない!
これは、日本語の言葉遊びという部類に属するものです。
アメリカンジョーク風
アメリカンジョークのようなものになると、次のようなものがあります。
あの、もしかしたら妊娠しているんじゃないかと思い、産婦人科を訪れた女性と産婦人科医の会話
産婦人科医 : (診断結果をみながら)
大変、良い知らせがあります。ミス田中さん。
女性 : あのぅ、私、ミスじゃなくてミセスなんですけど・・・
産婦人科医 : それじゃ、悪い知らせです。。。
小咄やアメリカンジョークは、前述の言葉遊びより、さらに聞く側の感度も必要になっています。
さらに、
女性 : ええ? ミスだって言うの?
なんて、さらに一言付け加えても面白いでしょう。(ミステイクとかけて)
つまり、小咄をする側が、聞かせる相手のレベルやツボを理解していないと、すべる以前に、理解すらしてもらえないということも起こってしまいます。
小話の意味を理解する力が必要なのです。
注意したい下ネタ
「下ネタ」は、ウケる話しの鉄板ともいうべきジャンルですが、これも常識と知性と理解力がなければ笑えませんし、また下ネタに嫌悪感をいだく人もいるので、相手を選ぶ必要があります。
最近は、ちょっと変なことをいうと、すぐにセクハラだ、パワハラだと大騒ぎする人もいるので、特に下ネタ系のジョークを言う場合は、注意が必要です。
下ネタではありませんが、前述の産婦人科医のくだりですら、快く思わない人もいるでしょう。