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1日の長さは同じではない! 3年ぶりの「うるう秒」

うるう秒って、なんであるの?

 

さて、2015年7月1日は、ちょっとお得な気分になれる1日です。
というのも、いつもよりも1秒多いのです。

午前8時59分59秒の次は、午前9時ちょうどとなりますが、2015年7月1日は、午前8時59分59秒の次は、午前8時59分60秒となり、その次が午前9時ジャストとなります。

どうしてこんなことが起きてしまうのかというと、これは、地球の自転が不規則に速度がかわることが原因で、厳密な原子時計との間に誤差が生じてしまうためです。
原子時計との差が1秒以上とならないため、適切な時期に、1秒を足して調整をしているということになります。

つまり、うるう秒があるのは、毎日の長さが全く同じでないためで、それは地球の自転によるものです。


1日の長さを変える地球の自転速度が変化するのはなぜ?

 

はっきり言うと、地球の自転速度が変化する明確な理由はわかっていないようです。月の重力、海流の影響などいろいろな説はあるみたいですが、どれもはっきりとしたエビデンスがあるわけではありません。


今までうるう秒って何回あったの?

 

2015年7月1日のうるう秒で、26回目となります。3年ぶりのうるう秒の挿入となります。
原子時計と地球の自転による差が1秒以上とならないための適切な時期なので、定期ではなく不定期に行われていて、初回の1972年から今回で26回目となります。


うるう秒って今後なくなっちゃうの?

 

コンピュータ社会になって、うるう秒を調節することによって、社会の様々なところに影響がでてきてしまうので、日本をはじめアメリカなどの先進国は、うるう秒の廃止をもとめていて、2015年11月には世界無線通信会議が開かれて、そこで今後うるう秒を存続させていくのか、廃止していくのか最終決定されていく見込みとなっています。

うるう秒の影響ってなんかあるの?

 

 

日本で前回行われたうるう秒の調製時で1秒足されたときは、SNSmixiに障害がでて、数時間利用できなかったようです。
また、海外の航空会社でシステム障害が起こり、飛行機の離着陸に影響がでています。
うるう秒の前後で、システム間の時間のズレが起こり障害が発生する原因になっています。

うるう秒の処理の仕方って統一されてない?

 

実は、うるう秒の処理については、各企業や機関にまかされていて、多くは単純に1秒を挿入するというやり方と撮りますが、中には、1秒を1.0001秒の長さにして1万回繰り返すといったような特殊な処理するところもあるかもしれません。
これがシステムに影響を及ぼう大きな原因の1つとも言われています。