努力を楽しめるようになれという名言
シェイクスピアの作品に散りばめられる名言
シェイクスピアの作品には、面白い言葉がいろいろとちりばめられています。
英国の劇作家であるシェイクスピアの四大悲劇と言えば、「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」ですが、それ以外にも「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」当たりは、内容は知らなくても名前は聞いたことがあるという人が多いと思います。
「お気に召すまま」という作品に出てくる言葉には、例えば次のようなものがあります。
A fool thinks himself to be wise, but a wise man knows himself to be a fool.
和訳をすれば、「愚者は己が賢いと考えるが、賢者は己が愚かなことを知っている」というような感じでしょうか。
The labor we delight in cures pain.
このように、数多くの最高傑作を世に残したシェイクスピアですが、これらの作品にいろいろと散りばめられている名言は、なかなか的を射た言葉で味わい深いものばかりですが、その中で、「マクベス」に出てくる次の言葉があります。
The labor we delight in cures pain.
「楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ」
そのままの意味で、苦労は苦しみばかりとは限らない。苦労を楽しむことも可能である。楽しんでやれば、それはもはや苦痛ではない。苦労は不幸なものでも苦しいものでもなく、物の考え方次第。もちろん多少の苦労は当たり前かもしれないが、それを楽しめるかどうかが大切である。
というような解釈になるのでしょう。
ドイツの詩人であり、自然科学者・法律家・政治家でもあった文豪のゲーテは、
「自分の今行っていること、行ったことを心から楽しめる者は幸福である。」と同じようなことを言っています。
学習においても、努力を楽しめる人になれ
物事を達成するためには、ある程度の努力が必要であり、それは決して楽なものではない。
しかしここで大切なので、その努力する過程であって、その努力している家庭を楽しむことができれば、本来苦痛であるような努力でも、それが苦痛でなくなる。
例えば、何かを学習するとき、例えば英語を習得しようとしているとき、聞いたこともな英単語を覚えるようなことは苦痛であることが多いですが、その過程を、「昨日よりも、より多くの単語を知識として知ることができた。
今度何かあったら使ってみよう。」とその過程を楽しんだり、あるいは、これは将来、英語がペラペラになっている自分を実現するための過程だから楽しいと思えることができたら、英単語を覚えること自体、それは苦労であるかもしれないが、苦痛ではなくなります。
物事を習得するときに、その過程を楽しむ、いかに楽しんで勉強するか、学習するかということが大切ということを、シェイクスピエアは一行の英文で端的に表現しています。