私はシラミじゃなくて、ご飯が好きです
英語の発音の違いで大変な誤解
よく発音が似ていて、意味を取り違えると、大変なことになる、恥ずかしい思いをするということで、英語学習者がよく習うものに、”lice”と”rice”があります。
”rice”は、中学生でも知っている単語で、カレーライスのライス、つまり「お米、ご飯」といった意味です。
ところが、”lice”は、”louse(シラミ)”の複数形になります。
I like rice.と言えば、「私はご飯が好きです」という文章になりますが、I like lice.というと、「私はシラミが好きです。」ということになってしまいます。
これは、つまり英語の発音で、日本人が苦手としているRとLの発音の違いになります。
したがって、riceの発音に関しては、Rの音を意識して言わないと、間違って意味にとられてしまい、けげんな顔をされてしまったりすることもあります。
I like lice. I mean, rice.
I like lice. I mean, rice. の意味は、「私はシラミじゃなくて、ご飯が好きです。」になります。日本語なら、何言ってるの? そんな馬鹿なことは言わないわよ。ということになりますが、英語の場合は、”lice”と”rice”の発音が似ていて、誤解されやすいので、I like rice.と言ったつもりが、発音が悪くて I like lice.に聞こえたりすると、Lice ? などと聞き返されたりします。そんなとき、RとLの発音をしっかりと強調しながら、I like lice. I mean, rice.という言葉を言うケースもありかもしれません。
日本語で言えば、「それは、橋じゃなくて、箸」というようなものでしょう。
この文章、注目点は、”lice”と”rice”の発音ということになりますが、もう1つ注目したい点があります。それは、”mean”という単語の使い方です。
言い間違い訂正の ”mean”
meanという単語の意味は?と聞くと、大抵の人が、「意味、意味する」というような回答をするでしょう。しかし mean には、I like lice. I mean, rice.に代表されるように、前言の補足説明する場合の用法があります。
I like lice. I mean, rice.の他にも次のような例があります。
I said July, but I meant June.
(7月と言ったけど、6月だよ)
また、決まり文句としては次のような使い方があるので、覚えておくと良いかもしれません。
What I meant to say is ・・・
(私が言いたかったこととは、・・・)
What I’m trying to say is ・・・
(私が言おうとしていることは、・・・)
I meant to say ・・・
(・・・と言いたかったのです。)
That’s not wahat I meant.
(そういうつもりで言ったのではありません。)