熱帯夜でも眠れる 究極の簡単裏ワザ
なかなか眠れない熱帯夜
35℃を超える猛暑日が続くと、体は非常に消耗し、疲れてきます。
しかし、その暑さゆえ、熱帯夜でもう眠れなくて、もう ”寝ったいや!” というダジャレで涼しくなりたいところです。
実際に人が眠りにつくときは、心身がリラックスし、徐々にまどろんできて、自然と眠りに入っていくようになっています。
不安症な人は、眠れないことがさらに不安となり、いろいろ考えてしまい、それがかえってよしいっそう、眠れなくしてしまっている原因にもなっています。
一方、楽天的な人は、眠れないんだったらそれはそれでよし。起きてるんだから人生いっぱい楽しめていいや! ということになりますが、夜眠れないと、昼間の異常な眠気、思考力や集中力の低下、さらには免疫力が低下したり情緒不安定になる原因にもなり、体にとっていいことはありません。
眠れない人にお奨め
1時間前の半身浴
眠れないときのお奨めが、就寝時間の1時間前の半身浴です。
38~40℃のぬるめのお湯に20分程度浸かります。
ぬるめのお湯により、自律神経が副交感神経優位に切り替わるために、眠りにつきやすくなります。
ラベンダーのアロマを1滴垂らしたりすると、よりいっそう、リラックス効果があります。
やっぱり整えたい室内環境
人の睡眠を妨げる原因としては、やっぱり室内環境があります。
そしてその中で4つのポイントが、温度・湿度・音・光です。
音
音としては、目安としてはだいたい図書館のような静けさ。数字としては40dbといったところでしょうか。虫の音などは、別に気にならないでしょうけど、どうしても気になるという場合は、耳栓、厚手のカーテンといったもので対応可能です。
光
入眠するときに良いのはやはり、真っ暗な状態です。精神t系に暗いと眠れないという人は、小さな豆電球や、あまり目に光が入ってこない足元のライトなどを使ってみるのもおいでしょう。光に関しては、アイマスクなど光を遮断する有用なアイテムグッズがあるので、それを利用するとよいでしょう。
温度・湿度
さて、熱帯夜で眠れないというのは、この温度と湿度のせいです。
温度・湿度は就寝1時間前から3時間がポイントです。
最近のエアコンはタイマーがついているものも多いので、タイマーを利用すると良いでしょう。
問題の設定ですが、まずは除湿モードを利用します。普通のエアコンであれば除湿機能を使うと、湿度がだいたい50%ぐらいになりますので、ちょうどよいでしょう。
温度設定ですが、熱帯夜ということであれば、27℃前後に設定すると良いでしょう。かなり入眠しやすくなるはずです。
ポイントは、寝る時間の1時間前にスイッチONし、3時間で切れるようにセットしておくのがよいでしょう。
熱帯夜でも寝つける究極の裏ワザ
そんなこと言っても、風呂いれるのも面倒くさいし、うちにはエアコンなんてものはないし・・・ なんていう方もいるかもしれません。
そこでとっておきの方法を紹介します。
これは、ドイツの伝統医学である「クナイプ自然療法」で行われる水療法で、睡眠の質を改善するために行われているものです。
やり方は、シャワーを浴びるのですが、浴室に入ったら、まず立った姿で、43℃程度のお湯をシャワーで2~3分間、左右の脚に交互にかけていきます。
終わったら、次に20℃くらいの冷水シャワーを20秒ほど、同様にかけます。
この方法により脚に温冷刺激が与えられ、副交感神経が優位になってリラックスでき、その結果寝つきが良くなります。
これすら面倒な人は、眠る前に30秒ほど、洗面器に入れた冷たい水に足を浸す「冷水足浴」がお奨めです。これだけでも寝つきを良くする効果があります。