コラーゲンを摂取することによる美肌効果というのはウソ！？

美肌に大切で欠かせないコラーゲンというタンパク質

お肌ぷるるん！　となりたいとい人にとって、人気なのが美肌コラーゲン。

ぷるぷるとしたコラーゲンたっぷりの鶏皮、フカヒレ、ゼリー、アンコウ、もつ鍋、牛スジ・・・　これらコラーゲンをたっぷり含む食品が、特に若い女性の間で人気です。

コラーゲンは、肌をはじめとして私たち人間の体を構成している重要なタンパク質です。

そして、いつまでも若々しいハリのある肌を保つには、コラーゲンが大切であるということは周知の事実です。

そこで、美肌を目指して、一生懸命コラーゲンを摂ろうとする人がいますが、果たして効果はあるのでしょうか？

コラーゲンを一生懸命摂取しても美肌にはならない

もし、美肌になりたい、ハリのある肌になりたいということで、一生懸命コラーゲンのサプリを飲んだり、コラーゲンを豊富に含む食事をしていたとしても、それは健康には良いかもしれませんが、直接美肌には結びつきません。

あれれ？　なんで？　だってハリのある美肌にはコラーゲンは大切で欠かせないんじゃないの？　と思うかもしれませんが、それは事実です。

でも、コラーゲンをいくら口から摂取したからといって、コラーゲンとして吸収され、そのまま直接肌のコラーゲンとなっていくものではありません。
コラーゲンはタンパク質です。つまり昔、学校で習ったことを思い出せばわかるのですが、たんぱく質は胃で消化され、ペプチドやアミノ酸に分解されてから吸収されていきます。つまりいくらコラーゲンを摂取しても、コラーゲンのまま吸収されるわけではありません。

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確かに、コラーゲンを摂ることで、体内でコラーゲンができるもととなるアミノ酸が吸収されるので、全く役に立たないというわけではありませんが、肌のコラーゲンを補充するためにコラーゲンを飲むということは、少し違います。

食べてダメなら塗ってみな！　だったらどう？

なるほど、コラーゲンは口から摂取するとペプチドやアミノ酸に分解されて吸収され、そのままコラーゲンとはならないので、全く無意味ではないにしても、摂取したコラーゲンがそのまま肌のコラーゲンとして働くものではありませんでした。
ならば、コラーゲンを肌に直接塗ってしまえば、そこでそのままコラーゲンとして働いてくれるのではないか？　という考えになりますが、残念ながらこれも効果は薄いとしか言えません。

なぜならば、コラーゲンは高分子のタンパク質です。肌からの吸収はないでしょう。コラーゲンたっぷりのクリームを塗るお、確かに肌の表面の角質層にコラーゲンがくっついて一定期間はその角質層に留まっているということは考えられますが、それほど長続きしませんし、肌の奥のコラーゲン繊維が補充されるわけでもありません。

コラーゲンの摂取は、貴重なタンパク源として栄養学的メリットは十分にありますが、美肌のキープということから考えると、アミノ酸の補充といった点でのメリットは大きいですが、直接肌のコラーゲンを補充ということからすると、あまり意味がないといって良いでしょう。