しゃっくりを確実に止めるとっておきの方法とは
やっぱり不快なしゃっくり
いったん出だすと、なかなか止まらなくなるしゃっくり。まあ放っておけば通常は数分でともあるものですが、あまり気持ちいいものじゃありません。
これから大切な話をするときに、出てきてしまうなんていう最低最悪のタイミングで起こってくるかもしれません。
大切な話や、演説、プレゼンが終わると同時にしゃっくりが治ったなんていう笑い話にもなりかねません。
しゃっくりはどうして起こる?
しゃっくりは、横隔膜痙攣と呼ばれる症状です。横隔膜が痙攣するってどういうことなんだというと、空気が声門を通るときに声門が痙攣して閉じるために、「ヒック」という特有の音が繰り返し出てしまうというものです。これはきんにくの素早い不随意収縮であるミオクローヌスの一種であると言われています。
しゃっくりはなぜ起こるのかについては、これといって思い当たる明確な原因がない場合も結構あります。不随意のものでどうしようもできません。
ただ、暴飲暴食や早食い・一気飲み、アルコールや香辛料による刺激、大笑いをしたり急に大きな声や高い声を出した時、驚いた時に、その刺激でしゃっくりが起こるというケースもあるようです。
こういったしゃっくりのきっかけとなるようなことに注意すると、多少は良いかもしれません。
本当は怖いしゃっくりもある?
たかがしゃっくりだよ!と侮るなかれ。
大抵のしゃっくりは横隔膜の痙攣で起こっていて、通常はこれを一般的にしゃっくりと呼んでいますが、中には、脳卒中や脳腫瘍による病気の徴候として中枢神経が刺激されることによって起こっているしゃっくり、あるいは肺炎や気管支喘息などにより末梢神経が刺激されることによって起こっているしゃっくりもあるので注意が必要です。
脳卒中や脳腫瘍、アルコール中毒などによって起こるしゃっくりは、中枢神経を刺激するこれらの疾患がある限りおこってくるので、しゃっくりは長時間続いたり、頻繁に起こったり、場合よってはしゃっくりに違和感を感じます。こいった場合は医療機関を受診することが大切です。
また、肺炎や気管支喘息である方も、専門家に相談してみると良いでしょう。
腹膜炎や開腹手術後のしゃっくりは危険信号なので、速やかに受診することがお奨めです。
しゃっくりの止め方
さて、それでは、しゃっくりの止め方ですが、昔からいろいろな方法が言われています。
*誰かに頼んで脅かしてもらう
*息を止めながら水を一気に飲む
*鼻の奥にこよりを入れてクシャミをする
*ご飯を一気にかきこむ
*手で舌を強く引っ張る
*10秒限界まで息を吸ってから息を止め10秒限界まで息を吐く
まあ、どれもショック療法といった感じですが、実際にどうでしょうか?
やられた方もいるかと思いますが、思ったほど効果がなかったということもあるかと思います。
そんな場合に、とっておきのしゃっくりを止める方法があります。
それは、大さじ一杯のグラニュー糖を手の平にすくい、それをそのまま、のどの奥に放り込むのです。
このときの注意としては、グラニュー糖を舌の上に載せたり、唾液で濡らしたりしないのがポイントです。
乾いたままの状態で、それをのどの奥に直接放り込む感じで、それをそのまま飲み込むのです。
グラニュー糖がなければ砂糖で代用してもかまいません。
これでたいていのしゃっくりは、止まるはずですのでお試しあれ。
1回で止まらなければ数回同じことを繰り返してみると良いでしょう。
それでも止まらないのであれば、中枢神経や末梢神経からきていて、重大な病が隠れているリスクもあるので、専門家に相談することをお奨めします。