チャイナショックに沈むアベノミクス大失敗で物価だけが上り続ける
2014年末からどんどんと上昇して元気がよかった上海株式市場の総合指数であるが、一気に下落し、中国バブルは完全に弾けた。
大損こいた投資家が出はじめている
日本の株式市場をみても、一時期は2万1000円台に乗せていた日経平均株価であるが、1万8000円を切ったりもしはじめた。
これにより、大損こいた投資家が続出している。
ユーロ圏は問題だらけ
ユーロ圏を見れば、ギリシャのデフォルト問題に加え、シリア難民問題も大きな足かせになっていて、経済の優等生だったドイツにも陰りがでてきている。米国もつい最近、利上げを見送ったばかりだ。米国は新興国からの強い声があったとしているが、本音は、利上げをすることにより利子が上るため自国での消費が冷え込むリスクがあったというのが本当のところではないだろうか。
こんなことをやっている間に、最近まことしやかにささやかれているのが、『世界同時不況』です。グローバルな時代、一国だけ景気が良くて、一人勝ちでウッホウホなんて時代は終わっています。
人民元切り下げで国際的信用をなくした大国中国
なんといっても、一番いけないのが、中国の人民元の切り下げで、これにより中国ははっきりいって国際社会から信用を無くしたでしょう。加熱する投資、膨大な人口に支えられての旺盛な成長を見込んで、投資家たちのマネーが流れ込んでいましたが、こうした流れが一気に逆流しはじめています。そもそも中国の共産党が出している数値時代があやふやなもので、正確性に欠けている。それを信じて投資するにはかなりのリスクがいるでしょう。
元を切り下げた中国、不況の韓国より評価が低い日本の国債
日本の日経株価平均がたった1日で1000円も乱高下するといった異常な事態にもなっていますが、そんな中、日本の国債格付けがまた引き下げられ、ついに中国や韓国よりもワンランク下という位置づけになってしまいました。
大失敗のアベノミクスは既に海外から見かぎられている!
これは、海外投資家がアベノミクスをみかぎった証拠でしょう。人民元を強引に切り下げた中国よりも、不況が続く韓国よりも、ワンランク下の評価を受けているのです。要するに、世界が、あるいは世界の投資家が日本をみる目というのは、中国・韓国より下!ということです。
アベノミクスの目玉は、なんといっても「株高」であり、安倍政権のことを「株価連動政権」と揶揄する人もいるくらいです。
もう米国の年金ファンドのような長期マネーが日本市場に入ってくることはないでしょう。もしこれから日本に入ってくるとしたら、ヘッジファンドなど短期投機筋のものばかりになるでしょう。
一方、円安、ユーロ安、ドル高トレンドで、輸出総額という点をみると、為替の影響で日本やドイツはプラス基調にはなっていますので、日本や欧州の市場に資金が戻ってくるのも早いのではという見方もあります。
しかし、中国の景気失速は大問題で、日本企業にも輸出産業を中心に大きなダメージが拡がっていっています。
株で楽して儲ける富裕層や投資家の奴らが大損こく時代へ
ここに来ての株安、日本の実体経済、一般人の生活は苦しいのに、良く見えてしまうカラクリは、ほんの一握りの富裕層や投資家の奴らがいるからで、これが唯一の頼みの綱となっているのです。
しかし、こいつらが、株安になると資産効果が薄れることによって金を使わなくなってしまい、見せかけ良く見えていた実体経済も悪化してしまいます。
一番の問題が、将来の不安ということで、金持ちまでもが消費を控えはじめていることです。
アベノミクスで何が起こったか
株高、円安、物価高、消費税アップ
物価上昇が続き、将来に不安があり、さらに消費税アップとなると、消費が冷え込むのは明らか。
無駄なお金は一切使わない!!!
国民はこうなるのは当たり前でしょう。
日本が株高になって恩恵を被るのは、一般サラリーマンでも主婦でも、貧困層でもなく、ごく一握りの富裕層と投資家の奴ら
奴らが業績の応じて多大なるボーナスをもらえるだけでしょう。
最近は中国のバブル問題もあり、富裕層や投資家までもが財布の紐をはじめています。こうなるとなおさら、一般人にはお金が回ってこなくなります。