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生まれた日によって、なりやすい病気となりにくい病気がある?

 

今さらかえられないが、生まれた月によって違う病気のリスク

 

実は、人は生まれた月によって、なりやすい病気となりにくい病気がある。
う~ん、あなたは1月生まれなので、高血圧になりやすいので注意してください・・・

って、どこのうさんくさい占いや!

 

と思うかもしれませんが、実は、これはアメリカ医療情報学会の機関誌で発表された「誕生月が生涯の病気のリスクに影響を与える」というご立派な論文になっているというからビックリだ。

 

 

実は、占いもどきの眉唾ものではなく、きちんと統計的に裏付けされた科学的根拠がある事実だということです。
この論文では、ニューヨーク市の医院にかかった患者のデータ、170万人を調査して行ったデーターです。

 

 

な~んだ、アメリカのことかよ! と思う方もいますが、実は日本の北部は気温や四季をみても、ニューヨーク市と類似した聞こうで、この調査の結果が以外とあてはまる可能性が高いかもしれません。

論文では1688種類の病気と誕生月の相関関係を検証し、その結果、55種類の病気について相関関係があることが確認されています。


生まれた月の病気のリスクから、病気の原因を

 

 

東京大学医科学研究所の教授は、「人間の体質や成長に生まれた季節が関係するということは大いに考えられることです。統計的に病気の発症率を調べるという方法論はとても有効だと思います。統計的なデータをとることで病気の原因を突きつめることにもつながり、対策もとることができます。非常に価値のある調査ですし、日本でも同じような研究をする人が出てくるでしょうね。」というように、この論文を評価しています。

 

一番病気になりにくい健康的な月の人は?

 

 

この論文によると、例えば一番風邪をひきやすいのは、10月生まれの人ということになります。そして逆に5月生まれの人は風邪をひきにくいという傾向が出ています。

 

 

5月生まれの人は、なりやすい病気が一つもなく、しかも風邪や結膜炎にかかりにくいと出ています。もっとも健康的な人が多い月といえるかもしれません。また7月生まれの人も特に注意すべき病気はなく、5月に次いで総合的なリスクも低くなっています。6月や8月も全体的にリスクは低めでした。

 

 

春に生まれた人は、心臓系の重病になりやすく、初夏から夏に生まれた人は、病気になるリスクは低め、秋から冬にかけて生まれた人は、いろいろとなりやすい病気の数が多いという結果になっています。

 

 

とはいっても、残念ながら、私たちは今さら生まれた月を変えるわけにもいきません。
また、これはあくまでも統計的なデータであって、常日頃体調管理をしっかりとしていくことが健康でいるための一番の秘訣です。