CC、BCC メール配信に関するワンランク上の配慮
大量のメールの処理の仕方
最近の人は、サラリーマンはもとより、学生や自営業の人にいたるまで、インターネットやスマホの普及とともに、メールの処理が大きな課題になっています。毎日のように大量に届く電子メールの処理に奔走しているという人も少なくないのではないでしょうか。
とてもメールがさばききれないと嘆く人もいるでしょう。ところが人間というのは、なかなか自分勝手にできているもので、自分が大量のメールに埋もれているにもかかわらず、自分が出したメールは、相手が必ず読んでくれているものだと思い込んでいて、読んでいないことがわかると、「メールは読むのが当たり前!」と相手を責めたりしてしまうものです。
どうする大量メール
さて、みなさんは、大量のメールをどのようにしているでしょうか。
多くの人は、メールソフトを利用して、「自動振り分け機能」を使い、優先度が高いメールや、特定の人からのメールを優先して読むといったことをする人が多いかと思います。
例えば、サラリーマンであれば、直接の業務の関連度が低いメーリングリスト経由のメールは、ほとんど後回しフォルダに入れていたりするかとお思います。
よく、メールで使われるのが CC や BCC といった機能。
サラリーマンで、メールの話をして BCCと聞き、
え~と・・・ ああ白いメガネの人がドラムをたたいていた昔のバンドね!
って、それはCCBや!
それじゃ、イギリスの放送局の・・・
って、それはBBC!
って、もうええわ!
まあ、こんな人はいないとおみます。
CCやBCCで送った人は、それなりの配慮で送っているのにもかかわらず、送られた方の人は、人によって受け取り方が違います。
なんだ、CCやBCCか、自分への直接のメールでもないんだから、参考程度のメールか。そんじゃ後回し! と重要度が低いフォルダー行きになってしまう可能性もあるでしょう。
これでは、せっかくの配慮が台無しになってしまうというケースもあります。
特に、全員宛のメールで、CCやBCCの場合は、忙しい人だとかなりの確率でスルーされると思って間違いないかもしれません。
よくコミュニケーションの世界では、「話し上手」より「聞き上手」と言われます。
また、実際に話上手な人には、聞き上手な人も多いのも事実です。
これは、実際の会話だけに限ったことではなく、メールの世界でも同じです。
CCやBCCで送信してくれた人への配慮
BCCで受け取ったということは、他の人には知られず、あなたにこっそり送ってくれた情報であり、ありがたい場合も多いのです。
CCやBCC、特にBCCは、メールを送られた他のメンバーはあなたにメールが送られたとはわかりません。そしてあなたは、そのメールが同時にどういうメンバーに送られているかも知ることができます。
そういった配慮をしてくれた相手には、
「メール、BCCで送っていただきありがとうございました。大変に参考になりました。」と一言フォローをしておくだけで、だいぶ印象がちがってくるでしょう。