これから目が離せない、ますます面白くなった「相棒season14」

「相棒season１４」が始まりました。

相棒と言えば、水谷豊さん主演の刑事ドラマですが、水谷豊さん演じる警視庁内の窓際部署である特命係の警部、杉下右京の相棒相手は、時代とともに変わってきました。

高視聴率18.4％　根強い相棒人気

「相棒season１４」の初回視聴率が発表になり、18.4％という高い視聴率を叩き出しました。最近の連ドラとしては最も高い数字になっています。
杉下右京と相棒とのやりとり、それを取り囲む個性的なキャラクター、そして事件の見せ方といった点が大きな注目を集めているところではないでしょうか。

反町隆史さん演じる杉下右京さんの相棒、冠城亘

初代が寺脇康文さん演じる亀山薫で、失態により捜査一課から左遷させられてきたという経歴の持ち主でした。そして2代目は及川光博さん演じる神戸尊で、杉下右京を監視するスパイとして警視庁から送り込まれたという設定でした。３代目は杉下右京が要望して所轄から引き抜いた成宮寛貴さん演じる甲斐亨でしたが、殺人犯「ダークナイトだった･･･」という意外な結末に終わり、半年間相棒はお休みをしていました。

そして今回の４番目の相棒が、反町隆史さん演じる冠城亘で、法務省キャリア官僚として警視庁に出向してきたいわばお客さんという立場での設定になっています。

クールでなかなかの切れ者。ときどきお茶目、１代目の亀山薫以来、杉下右京のことを「右京さん」と呼んでいます。

杉下右京とは、ぶつかるところもありそうですが、なかなか面白い感じです。

反町さんは、ド―ベルマン刑事？

反町隆史さんと言えば、女優の松嶋菜々子と共演をきっかけに2001年に結婚していて2人の娘を授かっています。そうなってくると、夫婦そろっての共演なんていうのも期待されますが、結婚発表後は夫婦そろってメディアの前に出たことはないので期待薄か・・・

また飼っているド―ベルマンの騒音被害が報じられ、しまいにはそのド―ベルマンが隣人に噛みついてしまい、最終的には隣の部屋の住民と示談で解決したとのことですが、5000万円以上の損害賠償をしたそうです。

こんなことから、ド―ベルマン刑事！なんて揶揄する声もあったが、番組がはじまってみると、水谷さんとの絶妙のコンビで、称賛する声が多くなっていて、今後の相棒からは目が離せそうもなさそうだ。

相棒の魅力は、個性的な脇役達にもある

相棒と言えば、脇役もそれぞれ個性的な役柄で盛り立てています。
右京がよく立ち寄る「花の里」の２代目女将が鈴木杏樹さん演じる月本幸子で殺人未遂で服役していたという過去をもっている。
特命係とは、ライバル関係でもあり協力することもあり、実力をみとめているのが川原和久さん演じる捜査一課の伊丹巡査部長と、山中崇史さん演じる同じく捜査一課の芹沢巡査。

六角精児さん演じる鑑識課巡査部長の米沢守とは「落語」の趣味つながりで協力関係となり、山西惇さん演じる隣の組織犯罪対策第5課長の角田六郎警視は、ときどきなにかしらで協力している。

この他にも、仲間由紀恵さんや木村佳乃さんといった人たちが個性的なキャラで登場してきています。

相棒は、いい意味で、脇役がきちんとキャラ立ちしていて、いい味がでています。

伊丹巡査部長や鑑識課米沢守などは、彼らが主役になったものもあるくらいです。

相棒の魅力は、杉下右京さんの事件を推理していくキレのほかに、こういった個性的な脇役によっても支えられているのでしょう。