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人まね、同じようなタイプだと、どの世界でも成功は難しい

 

今年も、プロ野球のドラフトの時期がやってきましたが、ほとんどの球団が欲しがっているのが、ピッチャー。

人まね、同じようなタイプだと、よほどのことがないかぎり成功が難しいということを如実に表しているのが、プロ野球かもしれません。

野球ゲームの7割を支配するといわれているピッチャーで、良い投手を各球団が獲得しようとするのはわかります。

逆に、あまり人気がないのが、右投げ左打ちの外野手となっています。

供給が多い右投げ左打ちの外野手の活躍は難しい

野球で外野手というと、ほとんどの球団で好打者が揃っている。
ソフトバンクのトリプルスリー、柳田選手が外野手なのをはじめ、外野手はちょっとやそっとの打力では務まらない。

助っ人のほとんどが外野手であることもある。
投手に右投手が多く、しかも左打者は一塁ベースに近く、それだけヒットになる確率も高くなる。

外野手は、肩や足の他に、打撃力も期待される。
例えば巨人。外野手は16人いる中、両打ちも含めた左打ち選手は13人もいる。もうあまり余っている状態だ。
外野手で3割打ちますなどといっても、そんなのは代わりはいくらでもいるということになる。

つまり、松井秀喜イチロークラスの実力がないと、右投げ左打ちの外野手は埋没してします。
よほど足が速くて盗塁王が狙えるとか、全盛期のイチロー並に肩が強い、抜群に守備がうまいといったことがなければ、外国人助っ人や好打者がひしめく一軍の外野のポジションをつかみ取ることは不可能に近いといってもいいでしょう。

このことを考えると、需要と供給の問題が浮かんできます。
野球は、篠塚、田尾、長崎、バース、掛布、若松、松井秀樹、イチローといったように、プロ野球で好打者が左打者に多かったことから、右投げ左打ちの選手が増えてきた。

確かに右打者でも、落合、清原、秋山といった好打者がいるが、左打者は一塁ベースに近いという点からも、打率やヒット数ということを考えると右打者よりも有利といえます。
そういったことで、右投げ左打ちの外野手は、どこの球団も、もう飽和状態ということがいえます。

例えば、少し前の巨人で考えると、松井選手がいて、由伸選手がいて、この2人でもう外野の3つのポジションのうち2つは埋まってしまっていた。ここに外人の助っ人がきたりしたらもう日本人の入り込む余地はない。あるいは、清水選手のようなレギュラークラスの選手がでてきてしまうと、もう4人目、5人目の選手は、なかなか試合に出れない。右打ちならば、左腕投手がでてきたときに、清水選手や由伸選手の代打という使われ方もされるだろうが、右投げ左打ちなら、最低清水選手や由伸選手よりも、良い戦績を出さないと使ってもらえない。

3割そこそこ打てるレベルでは無理である。清水選手はシーズン最多安打を記録しているし、松井選手や由伸選手には、ホームランの魅力もある。

人まねをしていたのでは、なかなか難しい

 

よく人まねをしていたのではなかなか成功は難しいと言われます。
野球の右投げ左打ちの外野手がまさにその典型であると言えるだろう。

打撃を中心に磨きをかけてきた右投げ左打ちの外野手が増えてしまい、同じような選手はもういらないとなってしまう。
一時期は、右投げ左打ちの好打好守の外野手は流行りましたが、今やそういった外野手が増えてしまいました。

みんながやるような方向で、人まねをしていたのでは、よほどの突出したものを持っていないと難しいといえるでしょう。
イチローのように人並みはずれたミート力、松井のように超人的なパワーの持ち主、あるいは抜群の脚力をもった韋駄天の選手のような感じでなければ、なかなか特徴を出して生き残っていくのが難しいと言えるでしょう。