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雪かき、狭心症や心筋梗塞に注意

今日は、東京でも久しぶりに積もるほどの降雪となり、首都圏の高速道路は軒並み交通止めとなり、鉄道の運行にも大きな乱れが生じて、大変な思いをされた方も多かったのではないかと思います。

中には、そこまでして会社に行って、へとへとになってということを考えると、一層のこと会社を休みにしてくれないかなと思った人もいるでしょう。
鉄道の各駅では、乗車規制等も行われ、電車に乗るどころか、ホームへ降りるどころか、改札すら規制で入れないなんていう人も多くいたようです。

またしても、雪に弱い首都圏を露呈した形になってしまいました。

東京では10cmも雪が積もると大騒ぎですし、今日みたいに10cmどころか5cm程度の積雪でも、自動車がスリップしたり、鉄道が止まったり、電線が垂れ下がって停電になったりと大騒ぎです。北海道や東北、北陸の人からは笑われてしまうような感じです。

たった5cm程度の雪で、ガタガタ大騒ぎをしている人たちを見ながら、俺たちはこんなの当たり前だと思っているかもしれません。

そんな中、雪と来れば、除雪がつきものです。いつまでも積もった雪をそのままにしておくわけにもいきません。
道路は通れなくなり、どこが道かもわからなくなってしまいますし、家だって雪の重みで屋根ごと崩れ落ちてしまうかもしれません。

雪かき・除雪に潜むリスク

そこで大切なのが除雪というわけですが、除雪は大変リスクが伴う作業でもあります。
除雪中の死亡事故を原因別にその比率で見てみると、次のようになっています。

 

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 ▶ 屋根からの転落……41%
 ▶ 屋根からの落雪……17%
 ▶ 水路への転落………10%
 ▶ 作業中の心臓発作…8%
 ▶ 除雪機への巻き込まれ…5%

しっかりと注意が必要ですが、ここで注目したいのが、作業中の心臓発作です。

雪かきでの狭心症心筋梗塞に注意

雪は、夜気温が下がっている間にも降り続けます。そして、朝起きて気がついてみると、想像以上に積もっていたなんていうこともあるでしょう。
出勤するのに、自宅を出るのに、まずは道を確保しなければ・・・ 昨日降り積もった屋根の上の雪は、早いうちに落としておかないと、またいつ雪が降ってくるかもわからない・・・というような感じで、朝起きて、雪を見るやいなや、除雪作業にとりかかってしまう人もいるでしょう。

また、雪かきで疲れたときの一服にとタバコを吸ったりする人もいるでしょう。

しかし、朝早い時間の雪かきや、雪かきの途中での一服の煙草は、狭心症の発作などを引き起こしやすくしてしまっています。
朝は起きたばかりで、副交感神経から交感神経優位な状態へ転換されていく時間で、交感神経が不安定な時間帯でもあります。そんな時に雪かきで力をいれたりすると、心臓に負担がかかってしまいます。また寒い野外で、雪かきの途中一服してたばこを吸うといった場合も、喫煙により寒い中に胸痛発作が突然おきたりすることもあります。

心臓の悪い方は薬を飲んでから動くようにするとともに、朝の雪かきはじめのウォーミングアップや除雪中の喫煙には十分に注意が必要です。

あなたを守る雪かきの鉄則

一人で作業しない

一人で作業すると、事故が起きた時に発見が遅れる恐れがあります。できるだけ複数人で作業し、お互いの状態に気を配るようにしましょう。

自分の体力を過信しない・体調が悪ければ作業しない・休憩をとる

体調が悪いと、バランスを崩したり、集中力が低下したり、脱水や熱中症になったりしやすくなります。

作業の疲れでバランスを崩したり、朝急に動いたりすることにより心臓発作を起こすこともあります。雪かきは時間を決めてこまめに休憩を取り、できれば一人で抱え込まず複数の人で分担・交代して作業するようにします。