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自分と似てる人 vs 自分と正反対の人

世の中には、いろいろな人がいます。
そんな中で、「この人、自分によく似ているな」と思う人、「この人は、自分とは正反対だな」と思う人がいます。

似ている人とは打ち解けやすい

あなたは、初対面の人にあったとき、これから友達になっていこうとするときに、自分と似ている人と、自分と正反対の人のどちらを選ぶでしょうか。
多くの人は、付き合いはじめの段階では、自分と似ている人、つまり類似性のある人を選ぶ人の方が多いと思います。
実際に、人は、自分に似た人や考えや嗜好が近い人を好意的に感じ評価するということが研究により報告されています。

つまり、相手に対して、類似度と魅力度が正比例するということになります。

人は、自分との共通点を発見したときに安心感を感じ、自分との距離がぐっと縮まった感覚を覚え、リラックスでき話も進みます。
例えば、類似性というと趣味が同じであるとか、習慣が同じであるとか、そういった共通点によってお互いの話も進みます。
好きなプロ野球球団が同じ、よく聴くアーティストが同じである、同じ映画を観たことがあるというと、これらの話題で盛り上がることができます。

また、高校や大学に進学したとき、友達を作ったりしますが、お互いを観察して、まずは自分に似ている雰囲気だなと思う人にとりあえず声をかけたりした経験がある人も多いと思います。
大学のキャンパスを歩いているグループを見たり、制服を着た学生のグループが歩いているところを見ても、そのメンバーはなんとなく同じよう雰囲気を持っていると感じることも多いと思います。

共通点が多ければ多いほど、話しも進んでいくでしょう。

似ているだけより深い関係になる

しかし、関係が深まっていくと、相補性といって今度は自分にはないもの、自分が持っていないものについて、相手に魅力を感じるようになります。
自分にもっていない部分を相手に見ることによって、お互いの世界が広がっていきます。

そして、お互いの欠点を補い合えるようになるとさらに関係は深まっていきます。

こうして、夫婦がお互いを補って良いパートナーになっていって、おしどり夫婦とか、釣り合った夫婦になっていきます。

 

こう考えると、初対面の人の心を開き、打ち解けるには、相手の趣味や趣向に合わせるほうが良いということがわかります。
よく営業マンが、顧客の趣味や嗜好を覚えていて、その話題を持ち出して話を切り出していくのも、こういったことを応用して手法とも言えます。