もうひとふんばりできる人、できない人
会社の仕事にしろ、勉強にしろ、「もうひとばりのがんばり」が明暗を分けることがあります。
努力しても報われないのは本当か
いくら努力しても、なかなか報われないと嘆く人がいます。
でも、それは本当なのでしょうか。
本当は、すぐ目の前に成功が待ち構えていたかもしれないのに、それが本人に見えず、一歩手前のところであきらめてしまっているということもあります。
ああ、あの時、もうひとふんばりしておけば、俺も成功したのにというように、ひとふんばりの頑張りを怠ったために挫折していく人も多くいます。
今日は、リオデジャネイロオリンピック、女子マラソンの最後の代表選考レース「名古屋ウィメンズマラソン」が行われましたが、マラソンをテレビ中継でよく見る人もいるかと思います。
ほとんどのマラソンれーずは、大抵は最初の10キロから20キロは、数十人の選手が集団を形成して走っていきます。
ケースにもよりますが、30キロ過ぎても十数人以上が団子状態となってレースを展開していく場合もあるでしょう。
そしてさすがに35キロをすぎると、一人また一人と脱落していきます。
まあ、マラソンに喩えるのはいささかオーバーかもしれませんが、結局最初にゴールできるのは、最後のひとふんばりができた人というようなイメージがあります。
マラソンの場合は、42.195kmとゴールが見えていますが、ビジネスや勉強の場合は明確なゴールが見えません。
苦しい時は、みんなも苦しく、人と差をつけるにはみんなが苦しいときにいかに頑張れるかということになるのかもしれません。
一流の選手も、+αの努力をしていることが多いと言われています。
みんなが合同練習が終わりヘトヘトになっている中、もう少し走ってみる、予定していた営業先は全部回ったが、近くの得意先にもう一軒足を伸ばしてみるといった、もうひとふんばりが、一流を作っていくことになるのかもしれません。
王選手や長嶋選手が、寮に帰ってから夜中、バッドの素振りを繰り返していたというのは、よく言われている話です。
ドリカムの『何度でも』
よく、「もうひとばり」ということを考えたときに思い出すのが、Dreams Come True の『何度でも』という歌です。
♪何度でも 何度でも 何度でも ・・・
そして
♪10000回だめでへとへとになっても、10001回目は何か変わるかもしれない
歌自体は、恋愛関連の歌ですが、仕事や勉強でのもうひとふんばりということを考えるとき、しっくりくる歌詞です。
10000回というとてつもない数字がでてきていますが、この10000回と10001回の差は何か考えさせられてしまいます。
10000回であきらめて、努力してもダメだったと思う。
もう1回やってみて、10001回目に成功をつかむ人。
ただ、10001回目に成功する保証なんてどこにもない。
もうひとふんばりと言うのは簡単だけど、なかなか難しいことかもしれませんね。