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ライト兄弟よりも早く、物体浮遊の原理を発見していたのは日本人

アメリカのライト兄弟と言えば、人類初の飛行実験、つまり人類で初めて空を飛んだことで有名ですが、実はこのライト兄弟が人類初飛行をする12年も前に、物体が浮遊する原理を発見し、模型の飛行機を飛ばしていたの、二宮忠八という明治時代の日本人でした。

ライト兄弟の12年も前に模型飛行機を飛ばしていた日本人

二宮忠八は、物体が浮遊する原理について、鳥が飛べるのは羽ばたくからではないことに気づいていました。
そして翼で空気抵抗をつくり、その抵抗力によって浮き上がっていくという浮遊原理を発見しています。

確かに、大空高く飛んでいる鷹なども羽ばたいていません。自然をじっくりと観察していれば、そこにヒントが隠されていたりします。

みなさんは、子供のころ川原に遊びに行くと、飛び石をやったことがないだろうか。
川原でなるべく平たい石をみつけ、それを川面に向かって勢いよく投げると、石は羽根もないのに水面をピョンピョンとはねるようにして飛んで行きます。
実は、二宮忠八が物体が浮遊するのは、翼をはばたかせるからではないことを見出したのは、この飛び石の石が飛んでいく様子をじっくり観察していたからだと言われています。

羽根がないものがなぜ、空中を飛んでいくのだろうかという素朴な疑問から、石の投げ方を注意深く観察し、やがて浮遊原理を発見することになります。

いま何がないかより、いま何があるかで発想することが大事

今は便利なものがいろいろあります。
子供達の遊び道具は、今やスマホやパソコンで多くのゲームができるが、昔はそんなものはありません。
モノがない時代は、手元にあるものにいろいろと手を加えて、自分なりの工夫をして創造力をみがいて楽しんでいました。

二宮忠八の物体浮遊の原理ではないでしょうが、流れている川と、川原に転がっている石から、すごい原理が発見されています。
逆に、今みたいに何でも豊富に物がある時代だと、こういった何もないところからの人間の想像力は育ちにくくなっているのかもしれません。

大切なのは、いま何がないかより、いま何があるかの発想

物がなければ、そこでいろいろと工夫が生まれてきます。
あるものの中でやりくりをする。

まさに

いま何がないかより、いま何があるかの発想です。

代替できるものはないか、他の解決策はないか、そこで人間は知恵をしぼることになります。
物がない中で、工夫をし、場合によっては欲望をガマンし抑制することを覚え、望みをかなえる好機に出会える喜びを知りといった具合に成長していくのだと思います。
最初から何でもかんでも与えられると、あまり感動することがなくなってしまうのかもしれません。