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敵からも一目置かれた坂本龍馬の師匠が残して名言 (勝海舟)

今の政治家を見ていると情けなくて仕方ない。
与党にしろ、野党にしろ、国民のことなんかどうでもいい。
自分達の選挙のことしか頭にない。

いつ選挙をやるのか、衆参同時選挙はあるのか? 衆議院はいつ解散するのか? そんなようなことばっかりだ。
まあ、今では政治家なんていうのは、他の仕事が務まらなかった人が、仕方ない、もう政治家になるしかないか・・・ってなるようなものだと思えてきた。

だって、法案を間違えて読んだり、中継で全国放送されているのわかっているのに質疑に答えている人の隣でこっくり居眠りしていたり、担当大臣なのに歯舞も読めなかったり。
中学生レベルでの学力でも務まりそうだ。

今や日本は、世界同時不況に、テロとの戦い、北朝鮮の暴発、中国の南沙諸島問題、原発廃炉問題、沖縄基地問題など、問題山積だ。
これに加えて、景気低迷、子育て保育や介護問題、超高齢化社会に向けた取り組み・・・ 問題を上げろといわれたら、新聞をろくに読まない人でもこのぐらいは出てくる。

そんな中、今の日本に昔の幕末のような官僚や政治家がいてくれればと思ってしまうが、奴らは自分達の利益のことしか考えていない。

 

幕末を動かした坂本龍馬の師匠

幕末の偉人は、人気が高い坂本龍馬をはじめ、あげればキリがないが、やっぱりどうしてもはずせない人物といえば、この人があがってきます。
坂本龍馬の師匠でもあり、倒幕の急先鋒でもあった西郷隆盛からも一目置かれ敬愛されていた人物、幕府側の高級官僚というべき職にあった勝海舟です。

「事を遂げるものは、愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない。」

私が勝海舟の言葉で、好きな言葉の中に、「事を遂げるものは、愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない。」というものがある。
研修を行っている会社とかが好きそうな言葉でもある。

企業などの研修で、この言葉にお目にかかることもあるかもしれません。


まあ、そのまま文字通り読めば、「自分の志を遂げるには、愚直になりなさい」ということです。
それじゃ愚直とは何ぞや? というと、言い換えると「ひたむき」とか「馬鹿正直」という意味になるのでしょう。

「大きな目標、大志を抱き、それを成し遂げるためには、小さな不利益など顧みないで、一心不乱に事にに打ち込みなさい」ということになります。
今の政治家の先生がたには、爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいくらいです。

さて、「才走る」という言葉があるが、これは大辞林をしれべてみると、「いかにも才能がありそうに見える。また、才能にまかせて事をする。」とあります。

大きな事を成し遂げるには、多くの人の協力を得なければなりません。
それには、自分の意見を知識や理論で論破しようとしてもダメです。
知識をひけちらかしたところで、理論武装して攻めたとしても、一時的には「あの人、すごく知識があってすごい」となったり、「う~ん、おたくの言うこともごもっともなんだけど」と成果を勝ち取れるかもしれません。
しかし、多くの人を動かすことができるのは、そんな知識であったり、理論ではありません。

人間は感情の動物です。
愚直に一生懸命、事に取り組んでいる姿、誠実で愚直な姿勢や言葉、行動、そういったものを見たとき、人は、その人を尊敬し、「この人が言うんだったら」というようになるのでしょう。

あの坂本龍馬が師匠と仰ぎ、倒幕側の西郷隆盛までが一目置いていたという勝海舟、広い視野や先見性といった魅力も去ることながら、事をなすために愚直に進んでいくその姿勢や態度、行動が多くの幕末の志士を惹きつけたのではないだろうか。