3つのタイプの人間、組織に必要とされるタイプとは?
いろいろなことを成すには、自ら燃えることができる自燃性の人間でなければなりません。
人間には、3つのタイプがいる
人間には3つのタイプの人がいると言われています。
不燃性人間
不燃性とは、火を近づけても燃えないものです。
周りからいくらエネルギーを与えられても、やる気が出る言葉をかけられようが、いっこうに冷めきった態度をしているタイプです。
良く言えば、ニヒルとかクールとも言えるのかもしれませんが、能力はもっているのに、情熱や熱意に乏しいという人たちがこのグループに属します。
可燃性人間
可燃性とは、火を近づけると燃えあがるものです。
周りからエネルギーを与えられると、やる気を出すタイプです。
指示をされたり、褒められたり、インセンティブを与えられると、やる気を出す人たちがこのグループに属します。
自燃性人間
自燃性とは、自分で勝手に燃えあがるという意味です。
周りからの刺激が無くても、自らカッカと燃えあがりやる気の塊みたいな人のタイプです。
やる気を出して、周りをリードし、さらには周りをやる気にさせて大きな仕事を成し遂げていく人たちがこのグループに属します。
他人から指示されて仕事をするとか、命令を待って初めて動き出すという人ではなく、自ら仕事を見つけてきて、言われる前に自分から率先して事を起こし、周囲の模範となるようなタイプです。
会社や組織に必要とされるのはどのタイプ?
まあ、そんなこと言わなくてもわかってしまうでしょうけど、あえて答えをいうと、それは『自燃性人間』のタイプの人ということになります。
もっとも、組織の中には、自燃性人間はウザいし、勝手なことをするから困るので、言われたことはやる気を出してやってくれて、あとは余計なことはしない可燃性人間タイプの人がいいというところもあるでしょう。
でも、そこでもこんなタイプの人間はいらないというのが、不燃性人間のタイプの人でしょう。
不燃性人間の人たちは、組織にとって好ましいものではありません。
なぜならば、その人があまりやる気がなくてニヒルでクールであれば、それだけで済むというものですが、そういった空気は周囲の人たちの熱まで冷やしかねません。
どうしたら、自燃性人間になれるのか
会社や組織にとって、一番欲しいとされているのが自燃性人間ということはわかるが、それじゃ、自分は自燃性人間になれるのだろうか。
なれるとしたら、どうしたらなれるのかという疑問がわいてきます。
答えは、簡単です。
それは、「仕事を好きになる」ことです。」
好きになれば、自分からどんどん積極的に動くことになります。
そして、仕事が好きになって一生懸命打ち込めば、おのずと結果が出て、あるいは結果がでないまでも一生懸命頑張ったという達成感と自信が生まれます。
それが、さらに仕事を好きにしていきます。
仕事をやるにあたって、最大のポイントがモチベーションです。
どんな優秀な能力をもった社員を集めても、モチベーションが低く、みんな不燃性人間タイプであれば、その能力は仕事に発揮されません。
好きこそものの上手なれとはよく言ったものです。
★本のご紹介★
『生き方』
なんとも仰々しいタイトルの本ですが、これはJALの軌跡の再生の立役者になった稲盛和夫氏が書かれ、中国でも100万部以上も売り上げている超ベストセラー。
人間として一番大切なこととはなにか、混迷の時代と言われる現代に、「人間は何のために生きるのか」という根本的な問いの答えを見つけるヒントをくれる本になっています。