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バトミントン金メダリスト候補のカジノ賭博、なぜ日本でカジノが認められないのか?

リオデジャネイロ五輪の金メダル候補が、闇カジノをやっていたことが発覚し、当人たちは認めいます。
バドミントン男子で日本代表入りが確実視されていた桃田賢斗選手は世界ランキングが4位、田児賢一選手は、2012年のロンドン五輪の日本代表でもある。
2015年3月に警視庁が摘発した錦糸町にある闇カジノ店に出入りしていたことが4月6日に発覚しました。

ラケットをもった後輩らしき男女を十数人もつれて来店したこともあり、田児選手は多いときで100万円単位、桃田選手は数万~数十万円単位で賭けていて、2人で合計一千万円以上負けていた。
ラケットをもってカジノに後輩もつれていったというのだから、認識不足だろう。

家で賭けトランプでもしれてばよかったものを、数百万もの金をよく賭けれたなという感じで、一般サラリーマンではとても出せない額だ。
パチンコや競馬は持ち金がなくなれば、それでできないが、カジノはその場で借金できるから、パチンコや競馬よりもハマりやすいのかもしれない。


海外のサーバーを経由してネットでカジノをしたら違法?

厳密に言えば、サラリーマンが5千円で賭け麻雀やったり、賭けゴルフをやることも違法ですが、一方、日本人が海外で賭博をやる分には、全然問題ない。
ラスベガスや香港で、大金をかけてカジノをやっても、おとがめなしです。
やっていることは、賭博行為なのに法律上は処罰対象にはなっていない。

海外のカジノで1千万円かけても罪でなく、サラリーマンが1000円で賭けゴルフやったら違法というのも変な感じです。
刑法では、「賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。」となっています。

それじゃ、日本人が日本国内から海外のサーバーを通して、海外で開催されているカジノに参加したらどうなるのだろうか?
これが賭博罪にあたるのかどうかについては、政府は明確な見解を示していない。

ネット社会の弊害とも言えるべきところで、もはやサイバー空間には国境なしということで、野放しになっているところもありますし、なかなか発覚しにくいというところもあるでしょう。


グローバルな視点でみると、カジノOK

さて、海外に目を向けてみると、世界的にはカジノは合法で認められている。
競馬・パチンコ・競艇・競輪ぐらいで、それ以外はダメとしている日本は、厳しすぎるとも言う意見がある。

米国、カナダ、韓国、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、デンマークフィンランド、ロシア、スイス、オーストラリア、ニュージーランドなどの国は、カジノができる国です。
リオデジャネイロ五輪が開催されるブラジルは、同じ南米のアルゼンチンやチリと違い、カジノは合法化されていないようです。

主要国でカジノが合法化されていないのは、中国と日本ぐらいか。
中国は共産国ということを考えると、日本は世界の中では異質の部類にはいるのかもしれない。

逆に、パチンコなんていうのは、日本独特のギャンブルになっている。


日本がカジノOKとならない理由は?

世界の一流国で軒並みカジノが合法化されているのだから、日本の感覚が遅れていると言わざるを得ない。
確かに、日本でカジノをやると治安が乱れるという意見もあるし、何でもかんでも欧米のマネをして解禁するというのは間違っているというのも正論です。

一方、日本が2020年に東京五輪を開催し、しかも観光立国として観光客を増やしていこうというのであれば、世界標準に合わせたほうがいいのではないだろうかという意見もある。
何よりも、五輪があり観光立国を目指しているのであれば、カジノをすることで、国や都の税収がグーンとアップする。

多少の治安の悪化は懸念されても、例えばお台場の一部の地域だけに限るといったやり方があるだろう。そこで税収がバンバン入ってきて、海外の観光客がお金をどんどん落としてくれれば万々歳だ。

しかし、日本の場合は、賭博は暴力団の有力な資金源となっていることから、そこが海外とは違う事情があるかも知れず、単に欧米のマネをしてカジノ解禁としにくい部分がある。
正式に、例えばお台場だけはOKとし、他では認めず、その代わりに闇カジノを徹底的に取り締まるという方法もなきにしもあらずであるが、警察がそこまでできるかという疑問がある。

また、暴力団や警察意外の問題がある。

日本でカジノ解禁となると、それに群がってくる企業が出てきてしまうのと、特にパチンコ業界からの反発も出てきます。
こういったとこにも、政治家、暴力団、警察などが複雑に絡み合い、利権争いになってしまう。

日本でカジノが実現しないのは、パチンコ業界をはじめとしたこれらの利権の結びつきがあるからとも言われています。

いずれにしろ、賭け事にしろ、あまりはまらずにほどほどにということが大切であろう。

バドミントン協会の会長がテレビで涙していたが、将来を期待される金メダリスト候補、イケメンで実力・人気ともにあった選手の不祥事だけに、やるせない気持ちだったのでしょう。