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尿酸値が高い人は要注意! 痛風よりも怖いものとは

最近は痛風になる人が増えてきています。
特に働き盛りの男性を中心に、乳酸値が高いという人が多くなってきています。

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尿酸値が高い人はプリン体を摂りすぎというが

痛風の人は尿酸値が高く、その原因は尿酸の原料となるプリン体の過剰接種が原因なので、痛風はぜいたく病などとも言われ、プリン体の摂取制限による食事療法が痛風の治療として奨められてきました。
現代でも、プリン体ゼロのビールなどが販売されていたり、プリン体と戦う乳酸菌飲料やヨーグルトも発売されています。

これは、間違いではありません。プリン体を過剰摂取すると、それは尿酸値を上げてしまう要因の一つになります。
しかし、プリン体は食事から摂取されるだけではなく、体の中で産生されているのです。

そして、体の中で産生されているプリン体の量は、食事から摂取される量よりも多く、食事でとったプリン体の4倍にもなると言われています。
もし、食事からいっさいプリン体を摂らなかったとしても、食事の量が多かったりすると、体内でつくられるプリン体の量は増えてきてしまいます。

プリン体を減らすには、プリン体を多く含む特定の食品を避けるということではなく、食事の総量の方が問題だとされています。
実際に、尿酸値が高い人には肥満の人が多く、そのほとんどが大食であるというのも、この裏付けになるのでしょう。

尿酸値が高いことは、リスクが高いこと

尿酸値が高いというと、すぐにイメージするのが痛風です。
でも尿酸値が高い場合、本当に恐れなければならないのは、動脈硬化です。
尿酸値が高い状態だと、動脈硬化が進みやすくなると考えられています。
動脈硬化と言えば、脳卒中心筋梗塞など、死にもつながる重大な病気の大きな原因となります。
最近の研究では、尿酸は血管を老化させるということがわかってきています。

プリン体は尿酸に分解されるのですが、このときに活性酸素ができます。この活性酸素が、血管を老化させてしまいます。
また尿酸が血中に増えることで炎症を引き起こし、血管を固くしてしまいます。

尿酸値が高いと、コレステロール中性脂肪がそれほど高くなくても、動脈硬化が進行してしまいます。
だから痛風発作がなくても、尿酸値が高い人は要注意です。
尿酸値が高くなってきたという人は、生活習慣を見直す必要があります。

尿酸値が高い人へのアドバイス

尿酸値が高い人の生活改善として、どんなことに注意したら良いのでしょうか。

 

1.お酒を減らす


お酒というと、プリン体が悪いから、プリン体が少ないお酒、あるいはプリン体が入っていないお酒を飲めばいいやと思う人がいるかもしれません。
確かにプリン体がたっぷり入っているお酒よりは、入っていないお酒のほうがマシかもしれませんが、お酒のアルコール自体が尿酸を増やしてしまいます。
お酒に含まれているプリン体よりも、アルコールによってプリン体が増えてしまうことのほうが問題です。

 

2.適度な有酸素運動


軽めの運動を長い時間行ったほうが良く、激しい運動を短時間やるよりも、長時間の有酸素運動を心がけます。

 

3.水分は多めに摂る

 

脱水状態になると、尿酸値が上ってきます。
のどが渇いていなくても、こまめに水やお茶で水分補給することが大切です。

この他に、食事の総エネルギー量を減らし、ストレスを上手に発散することが大切です。