健康・美容・賢脳

健康・美容・賢脳に関連したポータルとして、知識や情報、トピックスを提供していきます。

外資系企業の採用試験の定番問題のミスを暴く!

外資系企業がほしがる脳ミソ―採用試験の定番! 問題解決力を試す60問』という本の中に、外資系企業が採用試験で出す問題で、次のような問題がありました。

しかし、何が外資系だw えらそうなこと言って、問題をちゃんと作れよな!!! というものがありましたw

それでは、今回は、頭の体操ということもかねて、その問題と、外資系企業が推奨している解答、そして、いえいえ、それは違う、これが本物の解答ではないかと思う解答を披露したいと思います。

  

外資系企業がほしがる脳ミソ―採用試験の定番!  問題解決力を試す60問

外資系企業がほしがる脳ミソ―採用試験の定番! 問題解決力を試す60問

 

【問題】

50%の確率でストライクが入り、50%の確率でボールになるピッチャーがいます。
一方、どんな球がきても、全くバットを振らないバッターがいます。

さて、このピッチャーが、全くバットを振らないバッターを三振にとる確率は何パーセントになるでしょうか。

※野球を知らない人のために
ピッチャーがバッターを三振に取るということは、ピッチャーがボール(ストライクじゃない球)を4球投げてしまう前に、ストライクを3球投げることです。

う~ん、なかなか、野球を知らない人のために、丁寧に解説までつける気配り! よっw さすが外資系www

【一般人の解説・解答】

この問題の結末は、バッターが三振するか、ファーボールで出塁するかということになります。
すると、ピッチャーがバッターに投げる球数は、

全部ストライクだったときに最小となり、3球
フルカウント(2ストライク、3ボール)までいった後に、ストライクかボールで三振またはファーボールが最大の球数になり、6球

つまり、ピッチャーがバッターに対して投げる球数は、3~6球の間ということになります。

したがって、6球投げるとして考え、それがストライクかボールかというシナリオの数はというと、

1球目(ストライクかボールか)で2通り
2球目(ストライクかボールか)で2通り
3球目(ストライクかボールか)で2通り
4球目(ストライクかボールか)で2通り
5球目(ストライクかボールか)で2通り
6球目(ストライクかボールか)で2通り

つまり、2通り×2通り×2通り×2通り×2通り×2通り = 2の6乗 = 全部で64通りのシナリオとなります。

このうち、6球目までにストライクが3球入るのが、三振するシナリオです。

つまり、こいつを出せばいいのです!

全体の64通りのシナリオのうち、三振となるシナリオがいくつあるかを考えれば良いのです。


ストライクをS、ボールをBとして考えてみましょう。

すると、三振となるパターンは、

      投球数 1 2 3 4 5 6
パターン 1    S S S
パターン 2    S S B S
パターン 3    S B S S
パターン 4    B S S S
パターン 5    S S B B S
パターン 6    S B S B S
パターン 7    S B B S S
パターン 8    B S S B S
パターン 9    B S B S S
パターン10    B B S S S
パターン11    S S B B B S
パターン12    S B S B B S
パターン13    S B B S B S
パターン14    S B B B S S
パターン15    B S S B B S
パターン16    B S B S B S
パターン17    B S B B S S
パターン18    B B S S B S
パターン19    B B S B S S
パターン20    B B B S S S

しかし、パターン1は、4球目以降、ピッチャーが投げ続けたと考えると、
その後、4球目2通り(ボールかストライクか)、5球目2通り、6球目2通りがあり、全部で2通り×2通り×2通り=8通りのシナリオになります。

同じように、パターン2、パターン3、パターン4は、その後、5球目と6球目で2通り×2通り=4通りのシナリオがあります。
さらにパターン5、パターン6、パターン7、パターン8、パターン9、パターン10は、6球目がストライクかボールでそれぞれ2通りのシナリオがあります。
パターン11以降は、1通りのシナリオ

つまり、三振となる6球投げるシナリオは、
8通り×1パターン + 4通り×3パターン + 2通り×6パターン + 1通り×10パターン
となり、
8+12+12+10=42通りとなります。

ピッチャーが6球投げるシナリオが全部で64通り
そのうち、三振となるシナリオ(6球投げて3球以上がストライクとなるシナリオ)が42通りなので、

ピッチャーがバッターを三振にとる確率は、42通り/64通り=約65.6% となります。

しかし、厳密に言うと、この解答は間違っています。
もしかしたら、問題が不十分なのかもしれません。

では、厳密な解答はどうなるのでしょうか?

【私が考えた、厳密な解説・解答】

結論! : これだけの情報からだと、正確な確率は計算できません!
      問題が不十分です!

 

なぬ?

まさか、監督が途中で試合放棄したとか、実はバッターがバット振ってファールを打っちゃったとか、ピッチャーの豆がつぶれて途中でピッチャーが変わっちゃったとか、途中でブンブンバットをふる代打に変わったとか・・・

いえいえ、そんなズルな解答はしません!

しかしですよ、みなさん、こんなシーンを見たことありませんか?

審判 : デットボール!

そうです、十分ありうるシーンですね。

もし、たとえば1球目にデットボールを出してしまったら・・・・

たとえば、パターン20のケースで

B B B S S S

本来なら三振ですよね!
でも、1球目のBが、デットボールのBでしたら、このバッターは三振せずに、ファーストベースに歩いていることになるのです!

正式回答では、三振したことになっちゃってますよね! あれ? そう、答えにズレが出てくるのです。

もし、こう解答したら、外資系の人事部のみなさんは、どう判断するのでしょうか? 
不正解にできますか???

もし、デッドボールのことまで考えて、

たった一行 わかりません!」 

と解答していた人を、不正解として不採用にしていたとしたら、問題ですぞwww

www 外資の頭脳なんて偉そうなこといってるけど、所詮こんなもんだww

同じ人間がやってるんだから、外資も内資も関係ないよwww